京浜急行電鉄800形(2代)
1.概要
800形は、京浜急行電鉄が1978年から製造した電車である。132両が製造され、6両編成22本を組成して使用された。普通列車に使用されている。
2.外観の特徴
製造時期により差異が存在する。1978年12月と1979年1月に製造された車両(以下、前期形)は戸袋窓が後の車両よりやや大型であった。1979年6月と11月に製造された車両(中期形)は戸袋窓と側窓が同一の大きさに変更されている。1980年以降に製造された車両(後期形)は側窓が開閉式である。
登場時の塗装は赤をベースに窓回りを白としたもの(●旧塗装)であり、1982年から赤に白帯の塗装(●新塗装)に変更された。2016年には823編成が旧塗装に復元されている。
4.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●旧塗装 |
A02 | 消滅 | 中期形/●旧塗装 |
A03 | 現存 | 後期形/●旧塗装 |
B01 | 消滅 | 前期形/●新塗装 |
B02 | 消滅 | 中期形/●新塗装 |
B03 | 現存 | 後期形/●新塗装 |
A01 | 前期形/●旧塗装 |
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前期形の製造時の姿。1978年12月と1979年1月に製造された801編成~804編成が該当する。戸袋窓が大型であることが特徴である。1982年からの塗装変更により、この姿は消滅した。
A02 | 中期形/●旧塗装 |
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中期形の製造時の姿。1979年6月と11月に製造された805編成~812編成が該当する。戸袋窓と側窓が同じサイズに変更された。側窓は固定窓である。1982年からの塗装変更により、この姿は消滅した。
A03 | 後期形/●旧塗装 |
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後期形の製造時の姿。1980年以降に製造された車両が該当する。側窓が開閉窓に変更されている。1982年からの塗装変更により、この姿は消滅した。ところが、2016年に823編成が旧塗装に復元され、再びこの姿になっている。
B02 | 中期形/●新塗装 |
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中期形の塗装変更後の姿。1982年から1984年にかけて塗装が変更された。中期形に該当する車両は2015年までに廃車され、この姿は消滅した。