京浜急行電鉄1500形

京浜急行電鉄1500形

《最終更新》 2017.11.17

1.概要

1500形は、京浜急行電鉄が1985年から製造した電車である。1993年までに166両が製造された。


2.外観の特徴

製造時期により差異が存在する。1985年と1986年に製造された車両(以下、前期形)は鋼製車体であり、戸袋窓が設けられていた。1988年以降に製造された車両(後期形)はアルミ製車体に変更され、戸袋窓は設けられていない。後期形のうち、1990年以降はVVVFインバータ制御の車両が製造され、製造時からスカートが設置されていたことが特徴であった。

改造による変化として、2001年から車体更新が施された。前期形の車両は戸袋窓を閉塞し、前面にスカートが設置された。後期形の車両もスカートが設置されていなかった車両には追加設置された。2016年に全編成の行先表示器がLED式に変更されている。

車体塗装は全車両が赤をベースに白帯(標準色)である。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 前期形/標準色

1985年と1986年に製造された前期形の登場時の姿。車体は鋼製であり、戸袋窓が設けられていた。2001年から車体更新により、この姿は消滅した。

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A02 前期形/標準色 [スカート設置][戸袋窓閉塞]

車体更新後の前期形の姿。2001年から車体更新が施工され、戸袋窓の閉塞と前面にスカートが設置された。2016年に前面行先表示器がLED式に変更され、この姿は消滅した。

京浜急行電鉄 1501編成
京浜急行電鉄 1501編成
撮影場所 京急川崎駅付近   撮影日 2012.01.03
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A03 前期形/標準色 [スカート設置][戸袋窓閉塞][LED]

前面行先表示器のLED化後の前期形の姿。2016年から前面行先表示器がLED式に変更された。

京浜急行電鉄 1513編成
京浜急行電鉄 1513編成
撮影場所 京急川崎駅付近   撮影日 2017.06.23
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B01 後期形/標準色

1988年以降に製造された後期形の登場時の姿。車体はアルミ製で戸袋窓は設けられていない。2008年までに車体更新が行われ、この姿は消滅した。

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B02 後期形/標準色 [スカート設置]

スカートが設置された後期形の姿。VVVFインバータ制御で製造された1990年以降の車両は製造時からスカートが設置されていた。また、スカートを設置していなかった車両も、2001年から2009年にかけて車体更新が施されてスカートが設置された。2016年に前面行先表示器がLED式に変更され、この姿は消滅した。

京浜急行電鉄 1529編成
京浜急行電鉄 1529編成
撮影場所 屏風浦駅   撮影日 2013.11.01
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B03 後期形/標準色 [スカート設置][LED]

前面行先表示器のLED化後の後期形の姿。2016年から前面行先表示器がLED式に変更された。

京浜急行電鉄 1537編成
京浜急行電鉄 1537編成
撮影場所 屏風浦駅   撮影日 2017.11.15
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