高松琴平電気鉄道600形

高松琴平電気鉄道600形

《最終更新》 2023年8月19日

概要

600形は高松琴平電気鉄道が1998年から導入した電車である。名古屋市交通局250/700形と1600/1700/1800/1900形を改造し、2002年にかけて2両編成12本が投入された。2006年に2両編成2本が組成解除され、志度線用の増結車として800番台に改番された。


外観の特徴

601F、621F、623F、629F(以下、前期形)は名古屋市交通局時代に先頭化改造が施された東山線の250形を種車に改造され、高位に設置された乗務員扉窓が特徴である。603F、605F、611F、613F、625F、627F(中期形)は名城線の1600/1700/1800/1900形から改造され、種車に準じた浅い屋根形状が特徴である。607F、609F(後期形)は東山線の700形から改造され、深い屋根形状が特徴である。603Fと625Fは導入時に前面表示器が小型(小型表示器)であったが、2000年に他車と同様に大型化された。

導入時の塗装は白に緑とグレー(旧塗装)である。2001年から路線別の車体色が採用され、長尾線の車両は白と緑色のツートン(長尾色)、志度線の車両は白と赤色のツートン(志度色)に変更された。2011年に603Fと605Fが琴平線に転属し、白と黄色のツートン(琴平色)に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/旧塗装

601F、621F、623F、629Fの導入時の姿。名古屋市交通局時代に先頭化改造が施された東山線の250形を種車に改造され、高位に設置された乗務員扉窓が特徴である。2001年から塗装変更され、この姿は消滅した。

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A02 前期形/長尾色

長尾線601Fの塗装変更後の姿。2006年に長尾線の車両として、白と緑色のツートンに変更された。現在もこの姿で使用されている。

高松琴平電気鉄道 601F
高松琴平電気鉄道 601F
撮影場所 片原町駅付近   撮影日 2015年8月
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A03 前期形/志度色

志度線621F、623F、629の塗装変更後の姿。2001年から志度線の車両として、白と赤色のツートンに変更された。現在もこの姿で使用されている。

高松琴平電気鉄道 629F
高松琴平電気鉄道 629F
撮影場所 房前駅付近   撮影日 2023年7月
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B01 中期形/旧塗装

605F、611F、613F、627Fの導入時の姿。名城線の1600/1700/1800/1900形から改造され、種車に準じた浅い屋根形状が特徴である。2000年には603Fと625Fの前面表示器が改造され、同様の姿になった。2001年から塗装変更され、この姿は消滅した。

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B02 中期形/旧塗装 [小型表示器]

603Fと625Fの導入時の姿。小型の前面表示器が特徴である。2000年に前面表示器が他車と同様に大型化され、この姿は消滅した。

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B03 中期形/長尾色

603F、605F、611F、613Fの塗装変更後の姿。2001年から長尾線の車両として、白と緑色のツートンに変更された。現在は613Fがこの姿で使用されている。

高松琴平電気鉄道 613F
高松琴平電気鉄道 613F
撮影場所 片原町駅付近   撮影日 2023年7月
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B04 中期形/志度色

625F、627Fの塗装変更後の姿。2001年から志度線の車両として、白と赤色のツートンに変更された。2007年に長尾線から転用された631Fもこの姿である。現在もこの姿で使用されている。

高松琴平電気鉄道 627F
高松琴平電気鉄道 627F
撮影場所 房前駅   撮影日 2023年7月
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B05 中期形/琴平色

603F、605Fの琴平線転用後の姿。2011年に長尾線から琴平線に転用され、白と黄色のツートンに変更された。現在もこの姿で使用されている。

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C01 後期形/旧塗装

607F、609Fの導入時の姿。東山線の700形から改造され、深い屋根形状が特徴である。2001年から塗装変更され、この姿は消滅した。

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C02 後期形/長尾色

607F、609Fの塗装変更後の姿。2001年から長尾線の車両として、白と緑色のツートンに変更された。2006年に志度線に転用され、この姿は消滅した。

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C03 後期形/志度色

志度線801F~804Fの姿。2006年に長尾線607F、609Fから改造された。現在もこの姿で使用されている。

高松琴平電気鉄道 802F
高松琴平電気鉄道 802F
撮影場所 八栗駅付近   撮影日 2020年9月
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