国鉄キハ40系

国鉄キハ40系

《最終更新》 2024年6月26日

概要

キハ40系は国鉄が1977年から製造した一般形気動車である。老朽化した気動車の置き換え用として、1982年までに888両が投入された。1987年の国鉄分割民営化時にはJR旅客6社すべてに887両が承継された。近年は経年による置換えが進行している。

各区分ごとの概要は次のとおりである。詳細は各区分ごとのページにて解説する。

酷寒形:1977年から1982年にかけて北海道地区に投入された車両。酷寒地に対応するため、二重窓仕様の側窓が特徴である。キハ40形100番台(101~250)、キハ48形300・1300番台(301~304・1301~1303)が該当する。

寒地形:1977年から1982年にかけて主に東北地区に投入された車両。上段下降・下段上昇式の側窓が特徴である。キハ40形500番台(501~594)、キハ48形0・1000・500・1500番台(1~6・1001~1004・501~559・1501~1550)が該当する。

暖地形:1979年から1982年にかけて関東以西に投入された車両。二段上昇式の側窓が特徴であり、車内はデッキが設けられていないキハ40形2000番台(2001~2148)が該当する。

近郊形:1977年から1982年にかけて関東以西および新潟地区に投入された車両。両開き式の側扉が特徴である。キハ47形(1~193・1001~1134・501~522・1501~1521)が該当する。


キハ40系 寒地形
キハ40系(寒地形)
キハ40系 暖地形
キハ40系(暖地形)
キハ40系 近郊形
キハ40系(近郊形)