熊本市交通局1200形

熊本市交通局200/1200形

《最終更新》 2023年2月4日

概要

200形は熊本市交通局が1958年に製造した電車である。10両が投入された。1966年にワンマン化改造が施され、1200形に改番された。


外観の特徴

落成時は前面窓上に尾灯があり、前面窓は中央の下部が上昇式、左右は下段が上昇式であった。

改造による変化として、1966年のワンマン化改造で、尾灯が前面窓下に移設(以下、尾灯移設)された。1978年から1979年には、全車両に冷房化改造(冷房)が施された。1990年代には前面窓の中央が1枚固定窓(中央固定)に改造され、1210号は左右窓も1枚固定(左右固定)に改造された。

落成時の塗装はクリーム色に窓下が青色、屋根が水色(以下、旧塗装)であった。1966年のワンマン化改造によって、クリーム色に紺色の帯(紺帯)に変更された。1980年代には一部車両がクリーム色に緑色の帯(緑帯)に変更された。1990年以降は白をベースに緑帯(新塗装)が採用された。

1989年には熊本市制100周年記念として、1201号が白に緑と青のデザイン(特別色Ⅰ)に変更された。1992年には1204号が白に緑と赤帯(特別色Ⅱ)に変更された。いずれも、後に新塗装に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 旧塗装

落成時の姿。前面窓上に尾灯があり、前面窓は中央の下部が上昇式、左右は下段が上昇式であった。1966年にワンマン化改造が施され、この姿は消滅した。

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A11 紺帯 [尾灯移設]

ワンマン化後の姿。1966年にワンマン化改造が施された。尾灯の移設と塗装変更が施された。1979年までに冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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A12 紺帯 [尾灯移設][冷房]

冷房化後の姿。1978年から1979年に冷房化改造が施された。1990年代に塗装変更や前面窓改造により、この姿は消滅した。

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A13 紺帯 [尾灯移設][冷房][中央固定]

前面中央窓改造後の姿。1990年代に前面中央窓の1枚固定化が施された。後に塗装変更により、この姿は消滅した。

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A21 緑帯 [尾灯移設][冷房]

1980年代の塗装変更車の姿。一部車両はクリーム色に緑色の帯が採用されていた。後に塗装変更により、この姿は消滅した。

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A31 新塗装 [尾灯移設][冷房]

1990年代の塗装変更後の姿。1990年以降は白に緑帯のデザインに変更された。後に前面窓改造により、この姿は消滅した。

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A32 新塗装 [尾灯移設][冷房][中央固定]

1990年代の塗装変更および前面中央窓改造後の姿。1990年代に塗装変更と前面中央窓の1枚固定化が施された。現在もこの姿で使用されている。

熊本市交通局 1205号
熊本市交通局 1205号
撮影場所 市立体育館前停留場付近   撮影日 2021年3月
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A33 新塗装 [尾灯移設][冷房][中央固定][左右固定]

前面窓改造後の1210号の姿。1990年代に前面窓が固定式に改造された。現在もこの姿で使用されている。

熊本市交通局 1210号
熊本市交通局 1210号
撮影場所 辛島町停留場付近   撮影日 2023年1月
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A41 特別色Ⅰ [尾灯移設][冷房]

特別塗装の1201号の姿。1989年に熊本市制100周年記念として、特別塗装が施された。後に塗装変更され、この姿は消滅した。

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A42 特別色Ⅱ [尾灯移設][冷房][中央固定]

特別塗装の1204号の姿。1992年に特別塗装が施された。後に塗装変更され、この姿は消滅した。

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