長崎電気軌道360形

長崎電気軌道360形

《最終更新》 2023年6月17日

概要

360形は長崎電気軌道が1961年に製造した電車である。7両が投入された。


外観の特徴

落成時の塗装は緑とクリーム色のツートン(以下、標準色)である。1969年から1977年にかけてワンマン化改造が施され、緑とクリーム色のツートンに赤帯(赤帯)に変更された。1998年頃以降は赤帯が省略され、再び落成時の塗装が採用された。

改造による変化として、ワンマン化改造時に運転席の左側と中央の前面窓の上部が固定化され(固定窓Ⅰ)、前面の通風口が撤去された。一部車両は運転席の右側の前面窓の上部も固定化(固定窓Ⅱ)され、2017年頃までに全車両に普及した。1983年から1984年にかけて冷房化改造が施され、屋根上に冷房装置(冷房)が搭載された。2010年頃に大型の前照灯が小型に変更された(前照灯改造)。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 標準色

落成時の姿。1977年までにワンマン化改造が施され、この姿は消滅した。

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A02 標準色 [固定窓Ⅰ][冷房]

前面左側窓が固定化された車両の赤帯省略後の姿。1998年頃以降は赤帯が省略された。2010年頃に前照灯が改造され、この姿は消滅した。

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A03 標準色 [固定窓Ⅰ][冷房][前照灯改造]

前面左側窓が固定化された車両の前照灯改造後の姿。2010年頃に大型の前照灯が小型に変更された。2017年頃までに運転席右側の前面窓上部が固定化され、この姿は消滅した。

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A04 標準色 [固定窓Ⅱ][冷房]

前面左右窓が固定化された車両の赤帯省略後の姿。1998年頃以降は赤帯が省略された。2010年頃に前照灯が改造され、この姿は消滅した。

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A05 標準色 [固定窓Ⅱ][冷房][前照灯改造]

前面左右窓が固定化された車両の前照灯改造後の姿。2010年頃に大型の前照灯が小型に変更された。2017年頃までに全車両の運転席右側の前面窓上部が固定化され、この姿になった。現在もこの姿で使用されている。

長崎電気軌道 367号
長崎電気軌道 367号
撮影場所 蛍茶屋停留場付近   撮影日 2022年10月
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A11 赤帯 [固定窓Ⅰ]

ワンマン化改造後の姿。1969年から1977年にかけてワンマン化改造が施され、塗装変更およびミラー設置に伴って運転席左側の前面窓上部が固定化された。1984年に冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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A12 赤帯 [固定窓Ⅱ][冷房]

冷房改造後の姿。1983年から1984年にかけて冷房化改造が施された。1998年頃以降に赤帯が省略され、この姿は消滅した。

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