土佐電気鉄道800形

山陽電気軌道/土佐電気鉄道800形

《最終更新》 2023年10月15日

概要

800形は山陽電気軌道が1959年に製造した電車である。5両(801~805)が投入された。1962年には531、532号を改造し、2両(811、812)が増備された。1971年に鉄軌道事業が廃止され、4両が土佐電気鉄道に譲渡された。

土佐電気鉄道800形は1971年に山陽電気軌道800形を譲受した電車である。4両が導入された。


外観の特徴

700形に準じた車体であるが、排障器の形状が異なる。落成時の塗装はクリーム色と緑のツートン(以下、山電色Ⅰ)であり、1970年頃にワンマン化改造により黄帯が追加(山電色Ⅱ)された。

土佐電気鉄道800形は、導入時に標識灯の増設(標識灯)および塗装が変更され、クリーム色に緑、青、赤帯(土佐色)が採用された。1997年から1999年にかけて冷房化改造(冷房)が施され、屋根上に冷房装置の搭載および車体中央部の側窓が縮小された。2003年頃には行先表示器をLED式(LED)に変更、2007年頃に前照灯がシールドビームに改造(前照灯改造)、および運転台の左側の前面窓が固定化された(前面窓改造)。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 山電色Ⅰ

落成時の姿。1970年頃にワンマン化改造が施され、この姿は消滅した。

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A02 山電色Ⅱ

ワンマン化改造後の姿。1970年頃にワンマン化改造により黄帯が追加された。1971年までに廃車され、この姿は消滅した。一部が土佐電気鉄道に譲渡された。

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A11 土佐色 [標識灯]

土佐電気鉄道に譲渡後の姿。導入時に標識灯の増設および塗装が変更された。1999年までに冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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A12 土佐色 [標識灯][冷房]

冷房化改造後の姿。1997年から1999年にかけて冷房化改造が施され、屋根上に冷房装置の搭載および車体中央部の側窓が縮小された。2003年頃に行先表示器がLED式に変更され、この姿は消滅した。

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A13 土佐色 [標識灯][冷房][LED]

行先表示器LED化後の姿。2003年頃に行先表示器がLED式に改造された。2007年頃に前照灯がシールドビームに改造、および運転台の左側の前面窓が固定化され、この姿は消滅した。

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A14 土佐色 [標識灯][冷房][LED][前照灯改造]

前照灯改造後の姿。2007年頃に前照灯がシールドビームに改造された。現在は802号がこの姿で使用されている。

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A15 土佐色 [標識灯][冷房][LED][前照灯改造][前面窓改造]

前照灯改造および前面窓改造後の姿。2007年頃に前照灯がシールドビームに改造、および運転台の左側の前面窓が固定化された。現在もこの姿で使用されている。

とさでん交通 803号
とさでん交通 803号
撮影場所 はりまや橋停留場付近   撮影日 2020年9月
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