広島電鉄600形(2代)

広島電鉄600形(2代)

《最終更新》 2023年10月22日

概要

600形は広島電鉄が1977年に西日本鉄道北九州線の500形を譲受した電車である。3両が導入された。


外観の特徴

導入時に車体構造が変更され、側扉が前後折戸から前中引戸に変更、および前面窓中央が固定窓に改造された。塗装はマルーンとベージュのツートンで前面に黄色の菱形模様(以下、標準色Ⅰ)であり、1984年頃に赤とベージュのツートンで前面に黄色の菱形模様(標準色Ⅱ)に変更された。1980年代後半には前面の菱形模様が廃止され、赤とベージュのツートン(標準色Ⅲ)に変更された。

改造による変化として、1980年頃に前面行先表示器が大型電動式に改良され(大型行先表示器)、1984年に冷房化改造が施された(冷房)。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 標準色Ⅰ

導入時の姿。塗装はマルーンとベージュのツートンで前面に黄色の菱形模様であった。1980年頃に前面行先表示器が改造され、この姿は消滅した。

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A02 標準色Ⅰ [大型行先表示器]

行先表示器改造後の姿。1980年頃に前面行先表示器が大型電動式に改良された。1984年頃に冷房化および塗装変更され、この姿は消滅した。

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A03 標準色Ⅱ [大型行先表示器][冷房]

冷房化改造後の姿。1984年に冷房化改造が施された。同時期に塗装がマルーン色から赤色に変更された。1980年代後半に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A04 標準色Ⅲ [大型行先表示器][冷房]

1980年代後半の塗装変更後の姿。前面の菱形模様が廃止され、赤とベージュのツートンに変更された。現在は602号がこの姿で使用されている。

広島電鉄 602号
広島電鉄 602号
撮影場所 江波停留場付近   撮影日 2021年11月
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