広島電鉄1900形

広島電鉄1900形

《最終更新》 2023年10月28日

概要

1900形は広島電鉄が1978年から京都市交通局1900形を譲受した電車である。1980年にかけて15両が導入された。


外観の特徴

導入時の改造で、前面行先表示器の大型化やワンマン表示の撤去、前面中央窓がHゴム支持に変更された。1908号以外は後位扉の閉塞部分の窓が開閉式に改造された(以下、後位窓改造)。1902、1911~1913、1915号は京都市電時代に中扉が更新され、ドア窓が小型である(中扉小窓)。1980年から冷房化改造が施され、1902~1904号車は屋根上に2台の冷房装置(分散冷房)、1901、1905~1915号は屋根上に1台の冷房装置(集中冷房)が設置された。

塗装は京都市電に準じたベージュ色と緑のツートンにオレンジ帯(標準色)である。側扉にも車体色が施されている点が京都市電時代の塗分けとは異なる。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 標準色

1908号の導入時の姿。後位扉の閉塞部分の窓が固定窓である点が特徴である。1980年から冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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A02 標準色 [集中冷房]

1908号の冷房化改造後の姿。1980年から冷房化改造が施され、1908号は屋根上に1台の冷房装置が設置された。現在もこの姿で使用されている。

広島電鉄 1908号
広島電鉄 1908号
撮影場所 別院前停留場付近   撮影日 2021年11月
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A11 標準色 [後位窓改造]

1901、1903~1907、1909、1910、1914号の導入時の姿。後位扉閉塞部分の窓が開閉式に改造された。1980年から冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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A12 標準色 [後位窓改造][集中冷房]

1901、1905~1907、1909、1910、1914号の冷房化改造後の姿。1980年から冷房化改造が施され、屋根上に1台の冷房装置が設置された。現在もこの姿で使用されている。

広島電鉄 1906号
広島電鉄 1906号
撮影場所 福島町停留場付近   撮影日 2021年11月
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A13 標準色 [後位窓改造][分散冷房]

1903、1904号の冷房化改造後の姿。1980年から冷房化改造が施され、屋根上に2台の冷房装置が設置された。現在もこの姿で使用されている。

広島電鉄 1904号
広島電鉄 1904号
撮影場所 広電本社前停留場付近   撮影日 2021年3月
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A21 標準色 [後位窓改造][中扉小窓]

1902、1911~1913、1915号の導入時の姿。京都市電時代に中扉が更新され、ドア窓が小型である。1980年から冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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A22 標準色 [後位窓改造][中扉小窓][集中冷房]

1911~1913、1915号の冷房化改造後の姿。1980年から冷房化改造が施され、屋根上に1台の冷房装置が設置された。現在もこの姿で使用されている。

広島電鉄 1915号
広島電鉄 1915号
撮影場所 福島町停留場付近   撮影日 2021年11月
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A23 標準色 [後位窓改造][中扉小窓][分散冷房]

1902号の冷房化改造後の姿。1980年から冷房化改造が施され、屋根上に2台の冷房装置が設置された。現在もこの姿で使用されている。

広島電鉄 1902号
広島電鉄 1902号
撮影場所 広電本社前停留場付近   撮影日 2021年3月
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