岡山電気軌道3000形

岡山電気軌道3000形

《最終更新》 2023年10月20日

概要

3000形は岡山電気軌道が1968年から東武鉄道日光軌道線の100形を譲受した電車である。1969年にかけて10両が導入された。現在も2両が使用されている。


外観の特徴

導入時の改造により、前面行先表示器の大型化および前面窓上の続行表示灯が撤去された。当初ツーマン車として入線した3001、3002、3004号はクリーム色にオレンジ帯(以下、標準色Ⅰ)であり、ワンマン車に改造された3003、3005~3010号は窓下に青帯が追加された(標準色Ⅱ)。1970年に3001、3002、3004号にワンマン化改造が施され、同様に青帯が追加された。1975年頃から広告塗装が増加し、のちに標準色が消滅した。

特別塗装として、1991年に3010号が白をベースに茶色と金帯(レトロ色)、2004年に3007号が黒色に金帯(●KURO)、3010号が茶色の単色(茶色)に変更された。2005年に3005号、2013年に3010号が日光軌道線時代の薄緑色にオレンジ色(日光軌道色)に復元された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 標準色Ⅰ

ツーマン車として入線した3001、3002、3004号の導入時の姿。1970年にワンマン化改造が施され、この姿は消滅した。

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A02 標準色Ⅱ

ワンマン車に改造された3003、3005~3010号の導入時の姿。ワンマン車に改造され、窓下に青帯が追加された。1970年に3001、3002、3004号にワンマン化改造が施され、この姿になった。1975年頃から広告塗装が拡大し、この姿は消滅した。

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A03 レトロ色

1991年頃の3010号の姿。1991年に3010号が白をベースに茶色と金帯に変更された。2004年に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A04 ●KURO

3007号の塗装変更後の姿。2004年に3007号が「KURO」として黒色に金帯に変更された。現在もこの姿で使用されている。

岡山電気軌道 3007号
岡山電気軌道 3007号
撮影場所 西大寺町停留場付近   撮影日 2019年12月
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A05 茶色

2004年頃の3010号の姿。2004年に3010号が茶色の単色に変更された。2013年に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A06 日光軌道色

3005号の塗装変更後の姿。2005年に3005号が日光軌道線時代の薄緑色にオレンジ色に変更された。2013年に3010号もこの塗装に変更された。2013年に3010号が廃車され、現在は3005号がこの姿で使用されている。

岡山電気軌道 1081編成
岡山電気軌道 3005号
撮影場所 西大寺町停留場付近   撮影日 2019年12月
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