京福電気鉄道モボ501形
概要
モボ501形は京福電気鉄道が1984年から製造した電車である。1985年にかけて4両(モボ501~504)が投入された。ワンマン運転を見据えた前中配置の側扉が不評であり、モボ503・504は2001年までに廃車された。以降はモボ501・502の2両がラッシュ時・多客期の増結車に使用された。2016年のリニューアル改造で側扉が前後配置に変更され、現在では日中運行にも使用される。
外観の特徴
落成時の塗装は濃淡の緑(以下、●標準色Ⅰ)である。後にモボ502~504はアイボリーとダークグリーンの2色塗り(●標準色Ⅱ)に変更された。2016年にモボ501が紫に金帯(●京紫色Ⅰ)、モボ502が紫色(●京紫色Ⅱ)に変更された。2016年12月にはモボ502にも金帯が追加された。
改造による変化として、2016年にリニューアル改造(リニューアル)が施され、客扉の移設と行先表示器のLED化が施された。2023年にモボ502の嵐山方の前面窓が3枚窓に改造された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●標準色Ⅰ |
A02 | 消滅 | ●標準色Ⅱ |
A11 | 現存 | ●京紫色Ⅰ [リニューアル] |
A12 | 現存 | ●京紫色Ⅰ [リニューアル][3枚窓] |
A21 | 消滅 | ●京紫色Ⅱ [リニューアル] |
各バリエーション解説
A11 | ●京紫色Ⅰ [リニューアル] |
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モボ501のリニューアル後の姿。2016年にリニューアルが施され、側扉移設および行先表示器LED化、塗装変更された。2016年12月にモボ502に金帯が追加され、この姿になった。現在もこの姿で使用されている。
A21 | ●京紫色Ⅱ [リニューアル] |
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モボ502のリニューアル後の姿。2016年にリニューアルが施され、側扉移設および行先表示器LED化、塗装変更された。改造当初は金帯が施されていない点が特徴であった。2016年12月に金帯が追加され、この姿は消滅した。