信楽高原鐵道SKR200形/紀州鉄道KR200形
概要
SKR200形は信楽高原鐵道が1987年から製造した気動車である。1988年にかけて4両(SKR201~SKR204)が投入された。1991年の列車事故により2両(SKR202、SKR204)が廃車となり、1992年に代替として1両(SKR205)が製造された。SKR201とSKR203は2002年までに廃車となり、SKR205は2017年まで使用された。SKR205は紀州鉄道に譲渡され、KR205として使用されている。
外観の特徴
灯具の配置に差異が存在し、SKR201~203・205(以下、前期形)は窓下のライトケースに前照灯と尾灯が配置されているが、SKR204(後期形)は貫通扉上部に前照灯、前面窓下に尾灯が配置されている。
落成時の塗装はクリーム色を基調にオレンジ色と紫色の帯(●旧塗装)であったが、列車衝突事故後にクリーム色に緑帯(●新塗装)に変更された。紀州鉄道のKR200形は信楽高原鐵道時代の姿のまま使用されていたが、2021年3月にクリーム色とオレンジ色のツートン(●紀鉄色)に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●旧塗装 |
A02 | 消滅 | 前期形/●新塗装 |
A03 | 現存 | 前期形/●紀鉄色 |
B01 | 消滅 | 後期形/●旧塗装 |
各バリエーション解説
A01 | 前期形/●旧塗装 |
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1987年に落成されたSKR301~303と1992年に落成されたSKR305の落成時の姿。塗装はクリーム色を基調にオレンジ色と紫色の帯であった。1992年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。
A02 | 前期形/●新塗装 |
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SKR301・SKR303・SKR305の塗装変更後の姿。塗装はクリーム色に緑帯である。列車事故後にこの塗装に変更された。2017年までに信楽高原鐵道から引退したが、譲渡後の紀州鉄道でもこの姿のまま使用された。2021年3月に塗装が変更され、この姿は消滅した。
A03 | 前期形/●紀鉄色 |
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紀州鉄道KR205の塗装変更後の姿。導入当初は信楽高原鐵道時代の姿で使用されていたが、2021年3月にこの塗装に変更された。現在はこの姿で使用されている。