近江鉄道800形

近江鉄道800形

《最終更新》 2024年6月23日

概要

800形は近江鉄道が1993年から導入した電車である。西武鉄道から譲受した401系を改造した車両である。2009年にかけて2両編成11本が投入された。


外観の特徴

401系を改造して前面デザインが変更された。種車に由来する差異があり、411系前期形に由来する801F、803F、807F、811F(以下、前期形)は、通常の雨樋で乗務員室後部の側面に縦樋がある。411系中期形に由来する804F、805F、806F(中期形)は、縦樋が内蔵された。411系後期形に由来する802F、808F、809F、810F(後期形)は、雨樋の位置が高く変更された。

導入時の塗装は801Fがライオンズカラーで白をベースに青・赤・緑帯(●標準色Ⅰ)、802F以降は黄色に側扉が無塗装(標準色Ⅱ)である。2006年に806Fの側扉が黄色(標準色Ⅲ)に変更され、他編成にも波及した。2013年から2015年にかけて、行先表示器がLED式(LED)に改造された。2023年に810Fが水色(水色Ⅰ)、2024年に807Fが水色に側扉が無塗装(水色Ⅱ)に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/●標準色Ⅰ

801Fの導入時の姿。801Fのみライオンズカラーであった。2009年に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A11 前期形/標準色Ⅱ

803F、807Fの導入時の姿。黄色に側扉が無塗装である。2015年までに行先表示器がLED化され、この姿は消滅した。

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A12 前期形/標準色Ⅱ [LED]

807Fの行先表示器LED化後の姿。2013年に行先表示器がLED式に改造された。2024年に塗装変更され、この姿は消滅した。

近江鉄道 807F
近江鉄道 807F
撮影場所 彦根駅付近   撮影日 2018年9月
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A21 前期形/標準色Ⅲ

801F、803Fの塗装変更後および811Fの導入時の姿。側扉が黄色である。2015年までに行先表示器がLED化され、この姿は消滅した。

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A22 前期形/標準色Ⅲ [LED]

801F、803F、811Fの行先表示器LED化後の姿。2013年から2015年にかけて、行先表示器がLED式に改造された。現在は車体ラッピングが施され、この姿は見られない。

近江鉄道 803F
近江鉄道 803F
撮影場所 彦根駅付近   撮影日 2019年7月
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A31 前期形/水色Ⅱ [LED]

807Fの塗装変更後の姿。2024年に807Fが水色に変更された。現在もこの姿で使用される。

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B01 中期形/標準色Ⅱ

804F、805F、806Fの導入時の姿。411系中期形に由来する車両を改造したため、縦樋が内蔵式である。2015年までに行先表示器がLED化され、この姿は消滅した。

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B02 中期形/標準色Ⅱ [LED]

804F、805Fの行先表示器LED化後の姿。2013年から2015年にかけて、行先表示器がLED式に改造された。現在は車体ラッピングが施され、この姿は見られない。

近江鉄道 805F
近江鉄道 805F
撮影場所 彦根駅   撮影日 2019年7月
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B11 中期形/標準色Ⅲ

806Fの塗装変更後の姿。2006年に側扉が黄色に変更された。2015年までに行先表示器がLED化され、この姿は消滅した。

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B12 中期形/標準色Ⅲ [LED]

806Fの行先表示器LED化後の姿。2014年に行先表示器がLED式に改造された。現在は車体ラッピングが施され、この姿は見られない。

近江鉄道 806F
近江鉄道 806F
撮影場所 彦根駅   撮影日 2019年7月
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C01 後期形/標準色Ⅱ

802F、808F、809F、810Fの導入時の姿。411系後期形に由来する車両を改造したため、雨樋の位置が高い。2015年までに行先表示器がLED化され、この姿は消滅した。

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C11 後期形/標準色Ⅲ [LED]

802F、808F、809F、810Fの行先表示器LED化後の姿。2013年から2015年にかけて、行先表示器がLED式に改造された。現在はこの姿で使用される。

近江鉄道 809F
近江鉄道 809F
撮影場所 近江八幡駅付近   撮影日 2023年11月
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C21 後期形/水色Ⅰ [LED]

810Fの塗装変更後の姿。2023年に810Fが水色に変更された。現在もこの姿で使用される。

近江鉄道 810F
近江鉄道 810F
撮影場所 近江八幡駅付近   撮影日 2023年11月
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