名古屋臨海鉄道ND552形

名古屋臨海鉄道ND552形

《最終更新》 2023年11月19日

概要

ND552形は名古屋臨海鉄道が1965年から製造した液体式ディーゼル機関車である。1974年にかけて9両(1~3、5~10)が投入された。1980年から1988年にかけて国鉄DD13形を譲受し、8両(11~13、15~19)が増備された。


外観の特徴

新造車の1~3、5~10(以下、前期形)は1灯式の前照灯が特徴である。DD13形譲受車のうち初期車を改造した11・12(中期形)は1灯式の前照灯と前面のルーバーが特徴である。その他のDD13形から改造された13、15~19(後期形)は2灯式の前照灯が特徴であり、13、15のみ尾灯が外ハメ式(外ハメ)である。

改造による変化として、1986年には3がDD13形の車体に交換され、後期形に準じた外観になった。1980年代には12の車体や台車が交換(更新工事)されたが、DD13形初期車の特徴である横長の前面窓の特徴が残存した。1998年には13、16が更新され、苫小牧港開発D56形の車体に振替られた(車体振替)。2012年頃に15の尾灯が内ハメ式に改造され、2018年頃に10の片側の尾灯が外ハメ式に改造された(片側外ハメ)。

落成時の塗装は朱色とねずみ色に白帯(旧塗装)であった。1990年頃に塗装が変更され、1が水色にクリーム色(新塗装Ⅰ)、10が水色と黄帯(新塗装Ⅱ)、3が水色と黄帯の前面にV字の切り欠き(新塗装Ⅲ)、5が水色に赤帯と2本の白帯(新塗装Ⅳ)、2、12が水色に赤帯と1本の白帯(新塗装Ⅴ)、6~9が水色に赤帯(新塗装Ⅵ)に変更された。1995年以降は2、3、5~10、12が水色に白帯(新塗装Ⅶ)に変更された。2015年には開業50周年記念として、7に落成時の塗装が採用された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/旧塗装

新造車の1~3、5~10の落成時の姿。1灯式の前照灯が特徴である。1990年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。2015年に開業50周年記念として、7にこの塗装が施された。現在もこの姿で使用されている。

名古屋臨海鉄道 ND5527
名古屋臨海鉄道 ND5527
撮影場所 東港駅付近   撮影日 2019年1月
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A02 前期形/新塗装Ⅰ

1の1990年頃の塗装変更後の姿。水色とクリーム色が採用された。1995年に廃車され、この姿は消滅した。

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A03 前期形/新塗装Ⅱ

10の1990年頃の塗装変更後の姿。水色と黄帯が採用された。1995年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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A04 前期形/新塗装Ⅳ

5の1990年頃の塗装変更後の姿。水色と赤帯が採用された。1995年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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A05 前期形/新塗装Ⅴ

2の1990年頃の塗装変更後の姿。水色に赤帯と1本の白帯が採用された。1995年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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A06 前期形/新塗装Ⅵ

6~9の1990年頃の塗装変更後の姿。水色に赤帯が採用された。1995年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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A07 前期形/新塗装Ⅶ

2、5~10の1995年以降の塗装変更後の姿。水色に白帯が採用された。現在もこの姿で使用されている。

名古屋臨海鉄道 ND5529
名古屋臨海鉄道 ND5529
撮影場所 大江駅   撮影日 2020年11月
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A08 前期形/新塗装Ⅶ [片側外ハメ]

10の尾灯改造後の姿。2018年頃に片側の尾灯が外ハメ式に改造された。現在もこの姿で使用されている。

名古屋臨海鉄道 ND55210
名古屋臨海鉄道 ND55210
撮影場所 笠寺駅付近   撮影日 2020年10月
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B01 中期形/旧塗装

DD13形初期車を改造した11・12の導入時の姿。1灯式の前照灯と前面のルーバーが特徴である。1980年代に11が廃車、12に更新工事が施され、この姿は消滅した。

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B02 中期形/新塗装Ⅴ [更新工事]

12の更新工事後の姿。車体や台車が交換されたが、横長の前面窓の特徴が残存した。塗装は水色に赤帯と1本の白帯であった。1995年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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B03 中期形/新塗装Ⅶ [更新工事]

12の1995年以降の塗装変更後の姿。水色に白帯が採用された。2003年に廃車され、この姿は消滅した。

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C01 後期形/旧塗装

DD13形から改造された16~19の導入時の姿。前照灯が2灯式で尾灯が内ハメ式である。2002年までに廃車または車体更新により、この姿は消滅した。2012年頃に15の尾灯が内ハメ式に改造され、この姿になった。2022年に運用離脱し、東港駅に留置されている。

名古屋臨海鉄道 ND55215
名古屋臨海鉄道 ND55215
撮影場所 南荒子駅   撮影日 2018年5月
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C02 後期形/旧塗装 [外ハメ]

DD13形から改造された13、15の導入時の姿。前照灯が2灯式で尾灯が外ハメ式である。1998年に13の車体更新、2012年頃に15の尾灯改造により、この姿は消滅した。

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C03 後期形/旧塗装 [外ハメ][車体振替]

13、16の車体更新後の姿。1998年に車体更新が施され、苫小牧港開発D56形の車体に振替られた。2022年に運用離脱し、東港駅に留置されている。

名古屋臨海鉄道 ND55213
名古屋臨海鉄道 ND55213
撮影場所 南荒子駅   撮影日 2018年5月
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C04 後期形/新塗装Ⅲ

3の1990年頃の塗装変更後の姿。水色と黄帯の前面にV字の切り欠きが採用された。1995年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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C05 後期形/新塗装Ⅶ

3の1995年以降の塗装変更後の姿。水色に白帯が採用された。2018年頃に廃車され、この姿は消滅した。

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