富山地方鉄道デ7000形

富山地方鉄道デ7000形

《最終更新》 2023年7月9日

概要

デ7000形は富山地方鉄道が1957年から製造した電車である。1965年にかけて22両が投入された。


外観の特徴

落成時の塗装はクリーム色と緑色のツートン(以下、旧塗装)であったが、1995年頃からクリーム色に緑と赤帯(新塗装)に変更された。

改造による変化として、1969年にワンマン化改造が施され、ミラーとワイパーの設置に伴って運転席左側の前面窓上部が固定化された(前面窓改造Ⅰ)。1980年代に運転席右側の前面窓上部も固定化された(前面窓改造Ⅱ)。1980年代から1990年代にかけて前面窓上部の通風口にふさぎ板が設置され(通風口閉塞)、のちに溶接により完全に閉塞された。1984年から1989年にかけて冷房化改造が施され、屋根上に冷房装置(冷房)が搭載された。

2014年に7022号が「レトロ電車」に改造され、クリーム色と深緑色のツートン(レトロ電車)に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 旧塗装

落成時の姿。1969年までにワンマン化改造が施され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A02 旧塗装 [前面窓改造Ⅰ]

ワンマン化改造後の姿。1969年にワンマン化改造が施され、ミラーとワイパーの設置に伴って運転席左側の前面窓上部が固定化された。1980年代に前面窓が改造され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A03 旧塗装 [前面窓改造Ⅰ][通風口閉塞]

通風口閉塞後の姿。1980年代から1990年代にかけて、前面窓上部の通風口にふさぎ板が設置された。1980年代に前面窓が改造され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A04 旧塗装 [前面窓改造Ⅱ]

前面窓改造後の姿。1980年代に運転席右側の前面窓上部が固定化された。冷房化改造または廃車により、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A05 旧塗装 [前面窓改造Ⅱ][通風口閉塞]

前面窓改造および通風口閉塞後の姿。1990年代までに運転席右側の前面窓上部が固定化および、前面窓上部の通風口にふさぎ板が設置された。冷房化改造または廃車により、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A06 旧塗装 [前面窓改造Ⅱ][冷房]

冷房化改造後の姿。1984年から1989年にかけて冷房化改造が施され、屋根上に冷房装置が搭載された。1990年代までに通風口が閉塞され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A07 旧塗装 [前面窓改造Ⅱ][通風口閉塞][冷房]

冷房化改造および通風口閉塞後の姿。1984年から1989年にかけて冷房化改造が施され、1990年代までに通風口が閉塞された。1995年頃から塗装が変更され、現在は7018号のみがこの姿で使用されている。

富山地方鉄道 7018号
富山地方鉄道 7018号
撮影場所 富山駅停留場   撮影日 2020年8月
リストへ戻る
A11 新塗装 [前面窓改造Ⅱ][通風口閉塞][冷房]

塗装変更後の姿。1995年頃から塗装が変更された。現在もこの姿で使用されている。

富山地方鉄道 7023号
富山地方鉄道 7023号
撮影場所 富山駅停留場   撮影日 2020年8月
リストへ戻る
A21 レトロ電車 [前面窓改造Ⅱ][通風口閉塞][冷房]

「レトロ電車」の姿。2014年に7022号が「レトロ電車」に改造された。現在もこの姿で使用されている。

富山地方鉄道 7022号
富山地方鉄道 7022号
撮影場所 富山駅停留場   撮影日 2020年8月
リストへ戻る