神奈川臨海鉄道DD55形

神奈川臨海鉄道DD55形/真岡鐵道DD13形

《最終更新》 2023年10月29日

概要

DD55形は神奈川臨海鉄道が1963年から製造した液体式ディーゼル機関車である。1994年にかけて19両が投入された。

真岡鐵道DD13形は1992年に神奈川臨海鉄道DD55形を譲受した液体式ディーゼル機関車である。SL「もおか」の入替機として1両(DD1355)が導入され、2004年まで使用された。


外観の特徴

1963年に製造されたDD551(以下、前期形)は国鉄DD13形に準じており、前面窓上部のヒサシがない点が特徴である。1963年に製造されたDD5511(試作形)は東急車輛製の試作機関車であり、曲線状の前面窓が特徴である。1964年から1981年に製造されたDD552~10、12~17(中期形)は前面窓上部にヒサシがあり、開閉可能な前面窓が特徴である。DD5517のみ突出した形状の前照灯(大型前照灯)が採用された。1992年と1994年に製造されたDD5518、19(後期形)は外ハメ式の尾灯が特徴である。

落成時の塗装は赤とクリーム色(標準色Ⅰ)であり、1992年以降は青、白色、灰色(標準色Ⅱ)、2005年以降は青と白帯(標準色Ⅲ)に変更された。

真岡鐵道DD13形は導入時に茶色に白帯(真岡色)に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/標準色Ⅰ

1963年に製造されたDD551の姿。国鉄DD13形に準じており、前面窓上部のヒサシがない点が特徴である。1986年に廃車され、この姿は消滅した。

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B01 試作形/標準色Ⅰ

1963年に製造されたDD5511の姿。東急車輛製の試作機関車であり、曲線状の前面窓が特徴である。1977年に廃車され、この姿は消滅した。

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C01 中期形/標準色Ⅰ

1964年から1979年に製造されたDD552~10、12~16の落成時の姿。前面窓上部にヒサシがあり、開閉可能な前面窓が特徴である。1992年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。2013年に創立50周年を記念してDD5516がこの姿に復元されたが、2016年に塗装変更された。

神奈川臨海鉄道 DD5516
神奈川臨海鉄道 DD5516
撮影場所 根岸駅付近   撮影日 2014年1月
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C02 中期形/標準色Ⅰ [大型前照灯]

1981年に製造されたDD5517の落成時の姿。突出した形状の前照灯が特徴である。廃車または1992年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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C03 中期形/標準色Ⅱ

DD559、10、12~16の1992年頃の塗装変更後の姿。青、白色、灰色が採用された。廃車または2005年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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C04 中期形/標準色Ⅱ [大型前照灯]

DD5517の1992年頃の塗装変更後の姿。青、白色、灰色が採用された。2018年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。

神奈川臨海鉄道 DD5517
神奈川臨海鉄道 DD5517
撮影場所 根岸駅   撮影日 2015年6月
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C05 中期形/標準色Ⅲ

DD5514、16の2005年頃の塗装変更後の姿。青と白帯が採用された。2022年にはDD5517の前照灯が改造され、この姿になった。現在もこの姿で使用されている。

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C06 中期形/標準色Ⅲ [大型前照灯]

DD5517の2018年頃の塗装変更後の姿。青と白帯が採用された。2022年に前照灯が他車と同様に改造され、この姿は消滅した。

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C11 中期形/真岡色

真岡鐵道DD1355の姿。茶色に白帯である。2004年に廃車され、この姿は消滅した。

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D01 後期形/標準色Ⅱ

1992年と1994年に製造されたDD5518、19の落成時の姿。外ハメ式の尾灯が特徴である。2005年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。

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D02 後期形/標準色Ⅲ

DD5518、19の2005年頃の塗装変更後の姿。青と白帯が採用された。現在もこの姿で使用されている。

神奈川臨海鉄道 DD5518
神奈川臨海鉄道 DD5518
撮影場所 横浜本牧駅   撮影日 2013年5月
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