神奈川臨海鉄道DD55形/真岡鐵道DD13形
概要
DD55形は神奈川臨海鉄道が1963年から製造した液体式ディーゼル機関車である。1994年にかけて19両が投入された。
真岡鐵道DD13形は1992年に神奈川臨海鉄道DD55形を譲受した液体式ディーゼル機関車である。SL「もおか」の入替機として1両(DD1355)が導入され、2004年まで使用された。
外観の特徴
1963年に製造されたDD551(以下、前期形)は国鉄DD13形に準じており、前面窓上部のヒサシがない点が特徴である。1963年に製造されたDD5511(試作形)は東急車輛製の試作機関車であり、曲線状の前面窓が特徴である。1964年から1981年に製造されたDD552~10、12~17(中期形)は前面窓上部にヒサシがあり、開閉可能な前面窓が特徴である。DD5517のみ突出した形状の前照灯(大型前照灯)が採用された。1992年と1994年に製造されたDD5518、19(後期形)は外ハメ式の尾灯が特徴である。
落成時の塗装は赤とクリーム色(●標準色Ⅰ)であり、1992年以降は青、白色、灰色(●標準色Ⅱ)、2005年以降は青と白帯(●標準色Ⅲ)に変更された。
真岡鐵道DD13形は導入時に茶色に白帯(●真岡色)に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 現存 | 前期形/●標準色Ⅰ |
B01 | 消滅 | 試作形/●標準色Ⅰ |
C01 | 消滅 | 中期形/●標準色Ⅰ |
C02 | 消滅 | 中期形/●標準色Ⅰ [大型前照灯] |
C03 | 消滅 | 中期形/●標準色Ⅱ |
C04 | 消滅 | 中期形/●標準色Ⅱ [大型前照灯] |
C05 | 現存 | 中期形/●標準色Ⅲ |
C06 | 消滅 | 中期形/●標準色Ⅲ [大型前照灯] |
C11 | 消滅 | 中期形/●真岡色 |
D01 | 消滅 | 後期形/●標準色Ⅱ |
D02 | 現存 | 後期形/●標準色Ⅲ |
各バリエーション解説
C01 | 中期形/●標準色Ⅰ |
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1964年から1979年に製造されたDD552~10、12~16の落成時の姿。前面窓上部にヒサシがあり、開閉可能な前面窓が特徴である。1992年以降に塗装変更され、この姿は消滅した。2013年に創立50周年を記念してDD5516がこの姿に復元されたが、2016年に塗装変更された。
C04 | 中期形/●標準色Ⅱ [大型前照灯] |
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DD5517の1992年頃の塗装変更後の姿。青、白色、灰色が採用された。2018年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。