京葉臨海鉄道KD55形

京葉臨海鉄道KD55形

《最終更新》 2023年10月29日

概要

KD55形は京葉臨海鉄道が1963年から製造した液体式ディーゼル機関車である。1995年にかけて17両が投入された。1~10、102、201は自社発注車であり、11~15は1985年から1987年にかけて国鉄DD13形を編入した車両である。1991年から1994年にかけて一部車両の機関更新を実施し、101、103、105に改番した。


外観の特徴

1963年から製造された1~9(以下、前期形A)は尾灯が内ハメ式であり、1975年に製造された10(前期形B)は尾灯が外ハメ式である。国鉄DD13形から改造した11~15(前期形C)はブロック式のナンバープレートが特徴である。1993年に製造された102(後期形A)は角張った車体形状になり、前照灯が角形に変更された。1995年に製造された201(後期形B)は前照灯の上部オオイが廃止された。

落成時の塗装は朱色とねずみ色に白帯(旧塗装Ⅰ)であり、1985年以降は白帯が太く変更された(旧塗装Ⅱ)。1990年には7に特別塗装が施され、青、水色、白、赤の塗装(特別色)に変更された。1992年以降は水色に白帯(新塗装)が採用された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形A/旧塗装Ⅰ

1963年から製造された1~9の落成時の姿。尾灯が内ハメ式である。1985年頃までに塗装変更され、この姿は消滅した。

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A02 前期形A/旧塗装Ⅱ

1~9の1985年頃の塗装変更後の姿。白帯が太く変更された。

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A03 前期形A/特別色

特別塗装が施された7の姿。1990年に特別塗装が施され、青、水色、白、赤の塗装が採用された。1992年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A04 前期形A/新塗装

1~9の1992年頃の塗装変更後の姿。水色に白帯が採用された。 2011年までに廃車され、この姿は消滅した。

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B01 前期形B/旧塗装Ⅰ

1975年に製造された10の落成時の姿。尾灯が外ハメ式である。1992年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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B02 前期形B/新塗装

10の1992年頃の塗装変更後の姿。水色に白帯が採用された。 2011年までに廃車され、この姿は消滅した。

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C01 前期形C/旧塗装Ⅱ

国鉄DD13形から改造した11~15の落成時の姿。ブロック式のナンバープレートが特徴である。1992年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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C02 前期形C/新塗装

11~15の1992年頃の塗装変更後の姿。水色に白帯が採用された。 現在は13を機関更新した103がこの姿で使用されている。

京葉臨海鉄道 KD55 103
京葉臨海鉄道 KD55 103
撮影場所 浜五井駅付近   撮影日 2021年7月
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D01 後期形A/新塗装

1993年に製造された102の姿。角張った車体形状であり、角形の前照灯が採用された。2022年に廃車され、この姿は消滅した。

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E01 後期形B/新塗装

1995年に製造された201の姿。前照灯の上部オオイが廃止された。現在もこの姿で使用されている。

京葉臨海鉄道 KD55 201
京葉臨海鉄道 KD55 201
撮影場所 浜五井駅付近   撮影日 2021年7月
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