
横浜市交通局3000形
概要
3000形は横浜市交通局が1992年から製造した電車である。改良を加えながら増備が続き、1992年と1993年に製造された6両編成8本が3000A形、1999年に製造された6両編成7本が3000N形、2004年と2005年に製造された6両編成14本が3000R形、2005年と2006年に製造された6両編成8本が3000S形、2016年に製造された6両編成1本が3000V形に区分されている。
外観の特徴
3000A形は側面窓上と窓下にビードがあり、丸みを帯びた前面形状が特徴である。3000N形は側面窓上のビードが省略され、平面的な前面形状に変更された。3000R形は側面ビードが省略され、前面ライトケースが丸みを帯びた形状に変更、前面窓下の黒塗装が廃止された。3000S形は前面窓下が水色に変更された。3000V形は前面ライトケースがつり目状に変更され、フルカラーLED式行先表示器(以下、FC-LED)が採用された。塗装は青と水色帯(●標準色)である。
改造による変化として、2018年から2020年頃にかけて3000R形と3000S形の行先表示器がフルカラーLED式に改造された。2023年から2024年にかけて、3000N形の行先表示器も同様にフルカラーLED式に改造された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 現存 | 3000A形/●標準色 |
B01 | 消滅 | 3000N形/●標準色 |
B02 | 現存 | 3000N形/●標準色 [FC-LED] |
C01 | 消滅 | 3000R形/●標準色 |
C02 | 現存 | 3000R形/●標準色 [FC-LED] |
D01 | 消滅 | 3000S形/●標準色 |
D02 | 現存 | 3000S形/●標準色 [FC-LED] |
E01 | 現存 | 3000V形/●標準色 |
各バリエーション解説
A01 | 3000A形/●標準色 |
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1992年と1993年に製造された3000A形の姿。新横浜―あざみ野間の延伸開業に伴い、6両編成8本が投入された。現在もこの姿で使用されている。



B01 | 3000N形/●標準色 |
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1999年に製造された3000N形の姿。戸塚―湘南台間の延伸開業に伴い、6両編成7本が投入された。2024年までに行先表示器がフルカラーLED式に交換され、この姿は消滅した。



B02 | 3000N形/●標準色 [FC-LED] |
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3000N形の行先表示器フルカラーLED化後の姿。2023年から2024年にかけて行先表示器がフルカラーLED式に交換された。現在もこの姿で使用されている。
C01 | 3000R形/●標準色 |
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2004年と2005年に製造された3000R形の姿。1000形の置き換えを目的として、6両編成7本が投入された。2020年頃までに行先表示器がフルカラーLED式に交換され、この姿は消滅した。



C02 | 3000R形/●標準色 [FC-LED] |
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3000R形の行先表示器フルカラーLED化後の姿。2018年から2020年頃にかけて行先表示器がフルカラーLED式に交換された。現在もこの姿で使用されている。



D01 | 3000S形/●標準色 |
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2005年と2006年に製造された3000S形の姿。2000形の置き換えを目的として、6両編成7本が投入された。走行機器の一部は2000形からの流用である。2020年頃までに行先表示器がフルカラーLED式に交換され、この姿は消滅した。



D02 | 3000S形/●標準色 [FC-LED] |
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3000S形の行先表示器フルカラーLED化後の姿。2018年から2020年頃にかけて行先表示器がフルカラーLED式に交換された。現在もこの姿で使用されている。



E01 | 3000V形/●標準色 |
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2016年に製造された3000V形の姿。3000A形の置き換えのため、6両編成1本が投入された。現在もこの姿で使用されている。


