銚子鉄道デキ3形
《最終更新》 2018.02.18
1.概要
デキ3形は銚子鉄道(1948年に銚子電気鉄道となる)が1941年に導入した電気機関車である。1922年にドイツのAEG(アルゲマイネ)社で製造され、元は山口県宇部市の専用線で使用されていた無車籍の車両であった。銚子鉄道では車籍に編入され、貨物列車や仲ノ町駅の入れ替えに1984年まで使用されていた。現在は仲ノ町車庫にて保存されている。
2.外観の特徴
製造時から外観に大きな変化は生じていない模様であり、塗装は黒色(以下、●黒色)である。1975年頃には当時の銚子電鉄の標準的な塗装であったベージュとローズピンクの塗装(●旧標準色)であり、2009年から2013年にもこの塗装が施されていた。2016年以降は現役時には存在しなかったグレーの塗装であり、集電装置や前照灯を撤去した姿も確認されている。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●黒色 |
A02 | 消滅 | ●旧標準色 |
4.各バリエーション解説
A01 | ●黒色 |
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黒色のデキ3の姿。一時期をのぞいて主にこの姿で使用されていた。2016年以降はグレーに塗装され、整備途中と思われる姿で留置されているため、現在はこの姿を見られない。
銚子電気鉄道 デキ3
仲ノ町駅 2016.03.03
A02 | ●黒色 |
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ベージュとローズピンクの塗装であったデキ3の姿。1975年頃からしばらくはこの塗装で使用されていた。また、2009年から2013年にもこの塗装が再現された。いずれも黒色に変更され、この姿は消滅している。
銚子電気鉄道 デキ3
仲ノ町駅 2010.01.02