総武流山電鉄2000形
1.概要
2000形は総武流山電鉄が1994年より西武鉄道の701系と801系を譲受した電車である。1997年にかけて3両編成2本と2両編成2本が投入された。5000形の導入により廃車が進行し、2013年までに全車両が廃車された。
編成ごとに愛称が与えられており、2001F(クモハ2001+クモハ2002)は「青空」、2003F(クハ21+モハ2101+クモハ2003)は「明星」、2004F(クハ22+モハ2102+クモハ2004)は「流馬」、2005F(クモハ2005+クモハ2006)は「なの花」である。
2.外観の特徴
種車による差異が存在し、西武701系を種車とした車両(以下、前期形)と西武801系を種車とした車両(後期形)では雨樋の位置に差異が存在した。
塗装は編成ごとに異なり、2001Fは青をベースに白帯(●青色)、2003Fは柿色に白帯(●柿色)、2004Fは水色に白帯(●水色)、2005Fは黄色に緑帯(●黄色)であった。
改造による変化として、2006年に2両編成である2001Fと2005Fを対象として、行先表示器が幕式からLED式(LED)に変更された。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 現存 | 前期形/●柿色 |
A02 | 現存 | 前期形/●黄色 |
A11 | 消滅 | 前期形/●黄色 [LED] |
B01 | 消滅 | 後期形/●青色 |
B02 | 現存 | 後期形/●水色 |
B11 | 消滅 | 後期形/●青色 [LED] |
4.各バリエーション解説
A02 | 前期形/●黄色 |
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2005Fの落成時の姿。塗装は黄色をベースに緑帯であり、愛称は「なの花」である。2006年に行先表示器がLED式に変更され、この姿は消滅していたが、廃車後のクモハ2006がこの姿で松戸市内に保存されている。
A11 | 前期形/●黄色 [LED] |
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行先表示器LED化後の2005Fの姿。2006年に行先表示器がLED式に変更された。2013年に引退し、廃車後は松戸市内に保存されるが、行先表示器が幕式に復元されたため、この姿は消滅している。
B11 | 後期形/●青色 [LED] |
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行先表示器LED化後の2001Fの姿。2006年に行先表示器がLED式に変更された。2012年に廃車され、この姿は消滅した。