秩父鉄道デキ200形

秩父鉄道/三岐鉄道デキ200形

《最終更新》 2023年11月14日

概要

デキ200形は秩父鉄道が1963年に製造した電気機関車である。3両が投入された。2000年に2両が三岐鉄道に譲渡され、残る1両は「SLパレオエクスプレス」の回送用に使用されている。

三岐鉄道デキ200形は2000年に秩父鉄道デキ200形を譲受した電気機関車である。2両が導入された。2002年まで中部国際空港建設に伴う土砂輸送に使用され、2011年に廃車された。


外観の特徴

落成時の塗装は茶色に白帯(以下、旧塗装Ⅰ)であり、1970年頃に白帯が太く変更された(旧塗装Ⅱ)。1980年頃に青に白帯(新塗装)に変更され、1985年頃には前照灯がシールドビームに改造された(前照灯改造)。

1996年にはデキ201が「SLパレオエクスプレス」の回送用として、深緑色に金色(パレオ色Ⅰ)に変更され、2012年には茶色に金帯(パレオ色Ⅱ)、2020年には黒に前面手すりが黄色(●黒色)に変更された。

三岐鉄道デキ200形は秩父鉄道時代の姿のまま使用された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 旧塗装Ⅰ

落成時の姿。塗装は茶色に白帯であった。1970年頃に白帯が太く変更され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A02 旧塗装Ⅱ

1970年頃の塗装変更後の姿。白帯が太く変更された。1980年頃に青と白帯に変更され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A03 新塗装

1980年頃の塗装変更後の姿。青と白帯に変更された。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A04 新塗装 [前照灯改造]

前照灯改造後の姿。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造された。1996年にデキ201が塗装変更され、2000年にデキ202、203が三岐鉄道に譲渡された。デキ202、203は三岐鉄道に譲渡後もこの姿で使用された。2013年にデキ202、203が解体され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A05 パレオ色Ⅰ [前照灯改造]

デキ201の1996年の塗装変更後の姿。「SLパレオエクスプレス」の回送用として、深緑色と金色に変更された。2012年に塗装変更され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A06 パレオ色Ⅱ [前照灯改造]

デキ201の2012年の塗装変更後の姿。12系客車に合わせて、茶色と金帯に変更された。2020年に塗装変更され、この姿は消滅した。

秩父鉄道 デキ201
秩父鉄道 デキ201
撮影場所 熊谷駅付近   撮影日 2018年8月
リストへ戻る
A07 ●黒色 [前照灯改造]

デキ201の2020年の塗装変更後の姿。黒と前面手すりが黄色に変更された。現在もこの姿で使用されている。

秩父鉄道 デキ201
秩父鉄道 デキ201
撮影場所 広瀬川原車両基地   撮影日 2023年5月
リストへ戻る