秩父鉄道デキ100形

秩父鉄道デキ100形

《最終更新》 2023年11月15日

概要

デキ100形は秩父鉄道が1951年から製造した電気機関車である。1956年にかけて5両(デキ101~106)が投入された。1972年には松尾鉱業鉄道ED50形を譲受し、2両(デキ107、108)が増備された。


外観の特徴

1951年に製造されたデキ101(以下、初期形)は5枚の側窓が特徴である。1954年に製造されたデキ102、103(前期形)は側窓が6枚に変更され、1956年に製造されたデキ104~106(中期形)は車体隅部の丸みが変更された。松尾鉱業鉄道ED50形から改造されたデキ107、108(後期形)は初期形に準じた5枚の側窓であり、前面窓のひさしが特徴である。

落成時の塗装は茶色に白帯(以下、旧塗装Ⅰ)であり、1970年頃に白帯が太く変更された(旧塗装Ⅱ)。1979年頃に青に白帯(新塗装)に変更され、1985年頃には前照灯がシールドビームに改造された(前照灯改造)。1994年にデキ101がSLパレオエクスプレスの補機として茶色(茶色)に変更され、廃車後の2006年に落成時の塗装および前照灯に復元された。2011年にはデキ103が赤色に白帯(赤色)、2021年にデキ105が落成時の塗装に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 初期形/旧塗装Ⅰ

1951年に製造されたデキ101の落成時の姿。5枚の側窓が特徴である。1970年頃に白帯が太く変更され、この姿は消滅した。2006年に落成時の塗装および前照灯に復元され、広瀬川原車両基地に留置されている。

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A02 初期形/旧塗装Ⅱ

デキ101の1970年頃の塗装変更後の姿。白帯が太く変更された。1979年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A11 初期形/新塗装

デキ101の1979年頃の塗装変更後の姿。青と白帯に変更された。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造され、この姿は消滅した。

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A12 初期形/新塗装 [前照灯改造]

デキ101の前照灯改造後の姿。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造された。1994年に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A21 初期形/茶色 [前照灯改造]

デキ101の1994年の塗装変更後の姿。SLパレオエクスプレスの補機として茶色に変更された。2006年に落成時の姿に復元され、この姿は消滅した。

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B01 前期形/旧塗装Ⅰ

1954年に製造されたデキ102、103の落成時の姿。側窓が6枚に変更された。1970年頃に白帯が太く変更され、この姿は消滅した。

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B02 前期形/旧塗装Ⅱ

デキ102、103の1970年頃の塗装変更後の姿。白帯が太く変更された。1979年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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B11 前期形/新塗装

デキ102、103の1979年頃の塗装変更後の姿。青と白帯に変更された。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造され、この姿は消滅した。

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B12 前期形/新塗装 [前照灯改造]

デキ102、103の前照灯改造後の姿。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造された。現在もこの姿で使用されている。

秩父鉄道 デキ103
秩父鉄道 デキ103
撮影場所 寄居駅   撮影日 2016年2月
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B21 前期形/赤色 [前照灯改造]

デキ103の2011年の塗装変更後の姿。赤色と白帯に変更された。2014年に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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C01 中期形/旧塗装Ⅰ

1956年に製造されたデキ104~106の落成時の姿。前期形と比較して、車体隅部の丸みが変更された。1970年頃に白帯が太く変更され、この姿は消滅した。

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C02 中期形/旧塗装Ⅰ [前照灯改造]

デキ105の2021年の塗装変更後の姿。落成時の塗装に復元された。現在もこの姿で使用されている。

秩父鉄道 デキ105
秩父鉄道 デキ105
撮影場所 武川駅付近   撮影日 2022年7月
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C03 中期形/旧塗装Ⅱ

デキ104~106の1970年頃の塗装変更後の姿。白帯が太く変更された。1979年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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C11 中期形/新塗装

デキ104~106の1979年頃の塗装変更後の姿。青と白帯に変更された。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造され、この姿は消滅した。

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C12 中期形/新塗装 [前照灯改造]

デキ104~106の前照灯改造後の姿。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造された。現在もこの姿で使用されている。

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D01 後期形/旧塗装Ⅰ

松尾鉱業鉄道ED50形から改造されたデキ107、108の導入時の姿。初期形に準じた5枚の側窓であり、前面窓のひさしが特徴である。1970年頃に白帯が太く変更され、この姿は消滅した。

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D02 後期形/旧塗装Ⅱ

デキ107、108の1970年頃の塗装変更後の姿。白帯が太く変更された。1979年頃に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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D11 後期形/新塗装

デキ107、108の1979年頃の塗装変更後の姿。青と白帯に変更された。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造され、この姿は消滅した。

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D12 後期形/新塗装 [前照灯改造]

デキ107、108の前照灯改造後の姿。1985年頃に前照灯がシールドビームに改造された。2020年までに廃車され、広瀬川原車両基地に留置されている。

秩父鉄道 デキ108
秩父鉄道 デキ108
撮影場所 広瀬川原車両基地   撮影日 2023年5月
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