仙台臨海鉄道SD55形

仙台臨海鉄道DD55/SD55形

《最終更新》 2023年10月29日

概要

DD55形は仙台臨海鉄道が1971年に製造した液体式ディーゼル機関車である。2両(1、2)が投入された。1983年に国鉄DD13形および鹿島臨海鉄道KRD形を購入し、2両(11、12)が増備された。1、2がSD55形に編入され、11、12は2006年頃までに廃車された。

SD55形は仙台臨海鉄道が1995年に製造した液体式ディーゼル機関車である。1両(101)が投入された。1997年から1998年にかけてDD55形を編入し、2両(102・103)が増備された。 2011年に東日本大震災による被災により101、102が廃車された。代替として2012年に京葉臨海鉄道KD55形を譲受し、1両(104)が導入された。同年に104が105に改番された。


外観の特徴

1971年に製造されたDD55 1、2(以下、前期形)は前面窓上部のヒサシが特徴であり、尾灯は外ハメ式である。1983年に国鉄DD13形から改造されたDD55 11(中期形A)は丸みを帯びたボンネットが特徴であり、尾灯は内ハメ式である。1983年に鹿島臨海鉄道KRD形から改造されたDD55 12(中期形B)は丸みを帯びたボンネットであり、尾灯は外ハメ式である。1995年に製造されたSD55 101(後期形)は角張ったボンネットであり、角形4灯の前照灯が特徴である。2012年に京葉臨海鉄道KD55形から改造されたSD55 104(中期形C)は丸みを帯びたボンネットであり、プレート式の車番が特徴である。

DD55形の落成時の塗装は赤色に白帯(旧塗装)であり、KD55形は青色に白帯(新塗装)である。のちにDD55形も新塗装が採用された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/旧塗装

1971年に製造されたDD55 1、2の落成時の姿。前面窓上部のヒサシが特徴であり、尾灯は外ハメ式である。1998年までにSD55形に改造され、この姿は消滅した。

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A02 前期形/標準色 [前照灯改造]

SD55 102、103の姿。1997年から1998年にかけて、DD55形から改造された。車体塗装は青色に白帯が採用された。現在もこの姿で使用されている。

仙台臨海鉄道 SD55 103
仙台臨海鉄道 SD55 103
撮影場所 陸前山王駅   撮影日 2018年2月
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B01 中期形A/旧塗装

1983年に国鉄DD13形から改造されたDD55 11の姿。丸みを帯びたボンネットが特徴であり、尾灯は内ハメ式である。2001年に廃車され、この姿は消滅した。

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B02 中期形B/旧塗装

1983年に鹿島臨海鉄道KRD形から改造されたDD55 12の姿。丸みを帯びたボンネットであり、尾灯は外ハメ式である。1998年頃に塗装変更され、この姿は消滅した。

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B03 中期形B/新塗装

DD55 12の塗装変更後の姿。1998年頃に車体塗装が青色に白帯に変更された。2010年に解体され、この姿は消滅した。

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B04 中期形C/新塗装

2012年に京葉臨海鉄道KD55形から改造されたSD55 104の姿。丸みを帯びたボンネットであり、プレート式の車番が特徴である。2021年に廃車され、この姿は消滅した。

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C01 後期形/新塗装

1995年に製造されたSD55 101の姿。角張ったボンネットであり、角形4灯の前照灯が特徴である。2011年に廃車され、この姿は消滅した。

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