三陸鉄道36-100/36-200/36-1100/36-1200/36-2100形
1.概要
36-100形は三陸鉄道が1984年に製造した気動車である。開業にあわせて10両が投入された。また、同一の車体構造で車内に自販機を設けた36-200形も1985年にかけて9両が投入された。後年の改造により、36-100形の座席をリクライニングシートに交換した36-1100形が3両、36-200形に同様の改造を施した36-1200形が2両、36-100形をお座敷車両に改造した36-2100形が1両存在した。
2.外観の特徴
落成時の差異は存在しない。当初は全車両が非冷房であったが、1995年から1999年にかけて冷房装置が搭載(冷房化)された。また、2008年よりリニューアルが施され、走行装置の更新のほか、屋根上の通風器が大型なもの変更(大型通風器)されている。塗装は白をベースに赤と青帯(●標準色)であるが、36-1100形のうち2両が青をベースに白と赤帯(●青塗装)、36-1200形が赤をベースに青と白帯(●赤塗装)、36-2100形が水色と青色を基調にイラストの塗装(●しおかぜ色)に変更された。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●標準色 |
A02 | 消滅 | ●標準色 [冷房化] |
A03 | 現存 | ●標準色 [冷房化][大型通風器] |
B01 | 消滅 | ●青塗装 [冷房化] |
B02 | 消滅 | ●赤塗装 [冷房化] |
B03 | 消滅 | ●しおかぜ色 [冷房化] |
4.各バリエーション解説
B01 | ●青塗装 [冷房化] |
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リクライニングシートに改造された36-1106と36-1107の姿。2001年より36-100形の3両を対象にリクライニングシートに改造され、うち2両は塗装も変更された。廃車または標準色に変更され、この姿は消滅している。
B02 | ●赤塗装 [冷房化] |
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リクライニングシートに改造された36-1201と36-1206の姿。2000年より36-200形の2両を対象にリクライニングシートに改造され、塗装も変更された。廃車によりこの姿は消滅している。
B03 | ●しおかぜ色 [冷房化] |
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お座敷車に改造された36-2110の姿。2002年に36-110の車内をお座敷仕様に改造し、塗装も変更された。愛称は「さんりくしおかぜ」である。2016年に廃車され、この姿は消滅した。