函館市交通部500形
概要
500形は函館市交通局が1948年から製造した電車である。1951年にかけて30両が投入された。
外観の特徴
落成時の塗装はベージュと深緑色のツートン(以下、●標準色)である。1970年から1971年にかけてワンマン化改造(ワンマン改造)が施され、前面窓の固定化や行先表示器の大型化、中扉の1枚扉化、後扉が閉塞された。
1975年頃には510号の塗装がクリーム色と緑色のツートン(●旧塗装)に変更され、1985年以降は一部車両が白をベースに緑帯(●新塗装)に変更された。1987年には505号に車体更新が施され、新造された角形のデザインの車体に変更および501号に改番された。
1987年には509号がカラオケ電車に改造され、塗装が赤色(●赤色)に変更された。1990年頃には521号がクリーム色と青色のツートン(●青色)で使用された。2007年には501号が貸切専用車両「AMUSEMENT TRAM」に改造され、塗装は白をベースに赤帯(●赤帯)に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●標準色 |
A02 | 現存 | ●標準色 [ワンマン改造] |
A11 | 消滅 | ●旧塗装 [ワンマン改造] |
A12 | 消滅 | ●新塗装 [ワンマン改造] |
A13 | 消滅 | ●赤色 [ワンマン改造] |
A14 | 消滅 | ●青色 [ワンマン改造] |
B01 | 現存 | ●新塗装 [車体更新] |
B02 | 消滅 | ●赤帯 [車体更新] |
各バリエーション解説
A02 | ●標準色 [ワンマン改造] |
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ワンマン化改造後の姿。前面窓の固定化や行先表示器の大型化、中扉の1枚扉化、後扉の閉塞が施された。現在は530号がこの姿で使用されている。
B01 | ●新塗装 [車体更新] |
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車体更新後の501号車の姿。1987年に505号車に車体更新が施され、501号車に改番された。のちに車体広告や塗装変更でこの姿は消滅した。2022年に新塗装が復元され、現在もこの姿で使用されている。
B02 | ●赤帯 [車体更新] |
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「AMUSEMENT TRAM」の501号車の姿。2007年に貸切専用車両「AMUSEMENT TRAM」に改造された。2022年に塗装が変更され、この姿は消滅した。