札幌市交通局雪1形

札幌市交通局雪1形

《最終更新》 2023年7月2日

概要

雪1形は札幌市交通局が1949年から製造した電車である。1951年にかけて8両が投入された。冬季に除雪車「ササラ電車」として使用される。


外観の特徴

落成時は木造車体で、塗装は赤紫色と黄色のツートン(以下、旧塗装Ⅰ)であった。その後、黄色部分が黄色と黒のゼブラ模様に変更(旧塗装Ⅱ)された。

1969年から1971年にかけて、雪8号を除いて鋼製車体に更新され、前頭部オオイの傾斜が大きく、側扉が開戸の車両(鋼体化A)と前頭部オオイの傾斜が小さく、側扉が引戸の車両(鋼体化B)が存在する。開戸の車両は後に引戸に改造された(側扉改造)。塗装は車体全体が黄色と黒のゼブラ模様(新塗装)である。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 旧塗装Ⅰ

落成時の姿。木造車体である。後に黄色部分が黄色と黒のゼブラ模様に変更された。現在は、1971年に廃車された雪8号が札幌市交通資料館に保存されている。

札幌市交通資料館 雪8号
札幌市交通資料館 雪8号
撮影場所 札幌市交通資料館   撮影日 2009年8月
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A02 旧塗装Ⅱ

塗装変更後の姿。黄色部分が黄色と黒のゼブラ模様に変更された。廃車後は雪8号が札幌市交通資料館に保存されたが、後に落成時の塗装に復元され、この姿は消滅した。

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A11 新塗装 [鋼体化A]

鋼体化改造後の姿。初期に鋼体化改造された車両は前頭部オオイの傾斜が大きく、側扉が開戸であった。後に側扉が改造され、この姿は消滅した。

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A12 新塗装 [鋼体化A][側扉改造]

側扉改造後の姿。側扉が開戸から引戸に改造された。初期に鋼体化改造された車両であり、前頭部オオイの傾斜が大きい。現在もこの姿で使用されている。

札幌市交通局 雪2号
札幌市交通局 雪2号
撮影場所 電車事業所前停留場付近   撮影日 2022年6月
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A21 新塗装 [鋼体化B]

鋼体化改造後の姿。後期に鋼体化改造された車両は前頭部オオイの傾斜が小さく、側扉が引戸であった。2022年に雪3号が廃車され、この姿は消滅した。

札幌市交通局 雪3号
札幌市交通局 雪3号
撮影場所 電車事業所前停留場付近   撮影日 2022年6月
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