大阪府都市開発/南海電気鉄道3000系

大阪府都市開発/南海電気鉄道3000系

《最終更新》 2024年8月14日

概要

3000系は大阪府都市開発が1975年から製造した電車である。1990年にかけて56両が投入された。2012年に14両が南海電気鉄道に譲渡され、4+4両編成1本と4+2両編成1本として使用されている。


外観の特徴

1975年に製造された車両は非冷房であった。1977年に以降に製造された車両は冷房装置(以下、冷房)が搭載され、1975年製造車も後に冷房化された。改造による変化として、1999年に組成変更のため中間車6両に先頭車化改造(先頭改造)が施された。先頭改造車は前照灯と尾灯が収められたライトケースが特徴である。また、2009年より全車両にスカートが設置(スカート)された。

落成時の塗装は前面に青帯(旧塗装)であり、後に側面にも青帯が追加(新塗装)された。2012年に南海電鉄に譲渡された車両は、青とオレンジ帯(南海色)が採用された。2024年に3000系の50周年を記念して、3519F、3523Fが落成時の塗装に復元された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 旧塗装

1975年に製造された車両の落成時の姿。非冷房であった。後に冷房化され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A02 旧塗装 [冷房]

1977年以降に製造された車両の落成時の姿。また、1975年製造車の冷房化後の姿。冷房装置が搭載されている。後に塗装が変更され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A03 旧塗装 [冷房][スカート]

旧塗装が復刻された3519F、3523Fの姿。2024年に3000系の50周年を記念して、落成時の塗装に復元された。現在もこの姿で使用されている。

リストへ戻る
A11 新塗装 [冷房]

塗装変更後の姿。側面にも青帯が追加された。後に廃車または2013年頃までにスカートが設置され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A12 新塗装 [冷房][先頭改造]

先頭改造車の姿。1999年に組成変更のため中間車6両に先頭化改造が施された。前照灯と尾灯が収められたライトケースが特徴である。2013年頃までにスカートが設置され、この姿は消滅した。

リストへ戻る
A21 新塗装 [冷房][スカート]

スカート設置後の姿。2009年から2013年頃にかけてスカートが設置された。2024年までに廃車または塗装変更され、この姿は消滅した。

泉北高速鉄道 3523F
泉北高速鉄道 3523F
撮影場所 萩ノ茶屋駅   撮影日 2023年2月
リストへ戻る
A22 新塗装 [冷房][先頭改造][スカート]

先頭改造車のスカート設置後の姿。先頭改造車も2009年から2013年頃にかけてスカートが設置された。2024年までに廃車され、この姿は消滅した。

泉北高速鉄道 3553F
泉北高速鉄道 3553F
撮影場所 萩ノ茶屋駅   撮影日 2024年1月
リストへ戻る
B01 南海色 [冷房][スカート]

2012年に南海電鉄に譲渡された車両の姿。スカートが未設置であった車両も改造時に設置された。南海電鉄にあわせた塗装に変更されている。現在もこの姿で使用されている。

南海電気鉄道 3515F
南海電気鉄道 3515F
撮影場所 萩ノ茶屋駅   撮影日 2023年3月
リストへ戻る
B02 南海色 [冷房][先頭改造][スカート]

2012年に南海電鉄に譲渡された車両の姿。譲渡車には先頭改造車も含まれている。南海電鉄にあわせた塗装に変更されている。現在もこの姿で使用されている。

南海電気鉄道 3555F
南海電気鉄道 3555F
撮影場所 萩ノ茶屋駅   撮影日 2024年1月
リストへ戻る