阪神電気鉄道8000系

阪神電気鉄道8000系

《最終更新》 2021年12月10日

概要

8000系は阪神電気鉄道が1984年から製造した急行用の電車である。1995年にかけて6両編成21本が投入された。阪神淡路大震災により一部が被災し、1996年に補充として3両が増備された。


外観の特徴

製造時期による差異がある。1984年に製造された8201F(以下、初期形)は3801形に準じた車体であり、1984年から1986年に製造された8211F~8215F(前期形)は車体デザインが一新され、独立した小型の側窓が特徴である。1986年から1990年に製造された8216F~8231F(中期形)は冷房装置が変更され、1991年から1995年に製造された8233F~8249F(後期形)は側窓が連続窓に変更された。

当初の塗装はクリーム色と赤(赤胴色)であったが、2002年から2015年にかけてリニューアル工事が施され、オレンジと白色(新塗装)に変更された。

2011年以降にリニューアルされた車両は行先表示器のフルカラーLED化(FC-LED)と標識灯のLED化(標識灯改造)が施された。

その他の改造として、落成時の初期形はスカートを設置していなかったが、震災復旧後は8523Fに組み込まれ、同時にスカートが設置された(スカート設置)。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 初期形/赤胴色

初期形の8201Fの落成時の姿。当初はスカートが設置されていなかった。1995年に阪神大震災で被災し、3両が廃車された。復旧時にスカートが設置され、この姿は消滅した。

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A02 初期形/赤胴色 [スカート設置]

初期形のスカート設置後の姿。8201Fは1995年の阪神淡路大震災で被災し、うち3両が8523Fの一部として復旧した。復旧時にスカートが設置され、この姿になった。2007年にリニューアルが施され、この姿は消滅した。

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A03 初期形/新塗装 [スカート設置]

初期形のリニューアル後の姿。初期形3両を組み込んだ8523Fは2007年にリニューアルが施された。現在はこの姿で使用されている。

阪神電気鉄道 8223F
阪神電気鉄道 8223F
撮影場所 姫島駅   撮影日 2015年12月
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B01 前期形/赤胴色

前期形の落成時の姿。前期形は2005年までにリニューアルが完了し、この姿は消滅した。

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B02 前期形/新塗装

前期形のリニューアル後の姿。2005年にかけてリニューアルが施され、塗装が変更された。現在はこの姿で使用されている。

阪神電気鉄道 8221F
阪神電気鉄道 8213F
撮影場所 出屋敷駅   撮影日 2021年11月
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C01 中期形/赤胴色

中期形の落成時の姿。中期形は2011年までにリニューアルが完了し、この姿は消滅した。

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C02 中期形/新塗装

中期形のリニューアル後の姿。中期形は2011年にかけてリニューアルが施され、塗装が変更された。現在はこの姿で使用されている。

阪神電気鉄道 8219F
阪神電気鉄道 8219F
撮影場所 出屋敷駅   撮影日 2021年11月
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C03 中期形/新塗装 [FC-LED][標識灯改造]

8231Fのリニューアル後の姿。2011年にリニューアルが施された8231Fは塗装変更に加えて、行先表示器のフルカラーLED化と標識灯のLED化が施された。現在はこの姿で使用されている。

阪神電気鉄道 8231F
阪神電気鉄道 8231F
撮影場所 大物駅   撮影日 2021年8月
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D01 後期形/赤胴色

後期形の落成時の姿。後期形は2015年までにリニューアルが完了し、この姿は消滅した。

阪神電気鉄道 8245F
阪神電気鉄道 8245F
撮影場所 尼崎駅   撮影日 2012年12月
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D02 後期形/新塗装 [FC-LED][標識灯改造]

後期形のリニューアル後の姿。後期形は2012年から2015年にかけてリニューアルが施された。塗装変更と行先表示器のフルカラーLED化、標識灯のLED化が施された。現在はこの姿で使用されている。

阪神電気鉄道 8241F
阪神電気鉄道 8241F
撮影場所 出屋敷駅   撮影日 2021年11月
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