阪神電気鉄道8000系
概要
8000系は阪神電気鉄道が1984年から製造した急行用の電車である。1995年にかけて6両編成21本が投入された。阪神淡路大震災により一部が被災し、1996年に補充として3両が増備された。
外観の特徴
製造時期による差異がある。1984年に製造された8201F(以下、初期形)は3801形に準じた車体であり、1984年から1986年に製造された8211F~8215F(前期形)は車体デザインが一新され、独立した小型の側窓が特徴である。1986年から1990年に製造された8216F~8231F(中期形)は冷房装置が変更され、1991年から1995年に製造された8233F~8249F(後期形)は側窓が連続窓に変更された。
当初の塗装はクリーム色と赤(●赤胴色)であったが、2002年から2015年にかけてリニューアル工事が施され、オレンジと白色(●新塗装)に変更された。
2011年以降にリニューアルされた車両は行先表示器のフルカラーLED化(FC-LED)と標識灯のLED化(標識灯改造)が施された。
その他の改造として、落成時の初期形はスカートを設置していなかったが、震災復旧後は8523Fに組み込まれ、同時にスカートが設置された(スカート設置)。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 初期形/●赤胴色 |
A02 | 消滅 | 初期形/●赤胴色 [スカート設置] |
A03 | 現存 | 初期形/●新塗装 [スカート設置] |
B01 | 現存 | 前期形/●赤胴色 |
B02 | 現存 | 前期形/●新塗装 |
C01 | 消滅 | 中期形/●赤胴色 |
C02 | 現存 | 中期形/●新塗装 |
C03 | 現存 | 中期形/●新塗装 [FC-LED][標識灯改造] |
D01 | 消滅 | 後期形/●赤胴色 |
D02 | 現存 | 後期形/●新塗装 [FC-LED][標識灯改造] |
各バリエーション解説
A02 | 初期形/●赤胴色 [スカート設置] |
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初期形のスカート設置後の姿。8201Fは1995年の阪神淡路大震災で被災し、うち3両が8523Fの一部として復旧した。復旧時にスカートが設置され、この姿になった。2007年にリニューアルが施され、この姿は消滅した。
A03 | 初期形/●新塗装 [スカート設置] |
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初期形のリニューアル後の姿。初期形3両を組み込んだ8523Fは2007年にリニューアルが施された。現在はこの姿で使用されている。
C02 | 中期形/●新塗装 |
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中期形のリニューアル後の姿。中期形は2011年にかけてリニューアルが施され、塗装が変更された。現在はこの姿で使用されている。
C03 | 中期形/●新塗装 [FC-LED][標識灯改造] |
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8231Fのリニューアル後の姿。2011年にリニューアルが施された8231Fは塗装変更に加えて、行先表示器のフルカラーLED化と標識灯のLED化が施された。現在はこの姿で使用されている。
D02 | 後期形/●新塗装 [FC-LED][標識灯改造] |
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後期形のリニューアル後の姿。後期形は2012年から2015年にかけてリニューアルが施された。塗装変更と行先表示器のフルカラーLED化、標識灯のLED化が施された。現在はこの姿で使用されている。