阪急電鉄8300系

阪急電鉄8300系

《最終更新》 2018.08.22

1.概要

8300系は阪急電鉄が1989年から製造した京都線向けの電車である。1995年にかけて8両編成5本と6両編成6本、2両編成4本が投入された。


2.外観の特徴

製造時期による差異が存在する。1992年までに製造された8300F~8302F・8310F~8312F・8330F・8331F(以下、前期形)は平面な前面形状であり、1994年までに製造された8303F・8313F・8314F・8332F・8333F(中期形)は「く」の字形の前面形状に変更され、1995年に製造された8304F・8315F(後期形)は前面窓が拡大されている。改造による変化として、前期形のうち初期に製造された車両は前面窓下に飾り帯が配されていたが、後に撤去された。なお、その後に製造された車両は落成時から装備してない。また、前期形のうち一部車両は前面窓下の灯具まわりを一段高く改造(前面改造)した車両が存在する。

塗装は全車両がマルーン色で屋根部がアイボリー色(標準色)であるるが、中期形と後期形の落成時は前面窓上もマルーン色(●標準色(初期))であった。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 前期形/標準色 [飾り帯]

1989年と1990年に製造された車両の落成時の姿。前面窓下の飾り帯が特徴である。後に飾り帯が撤去され、この姿は消滅した。

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A02 前期形/標準色

1991年と1992年に製造された車両の落成時の姿。前面窓下の飾り帯は省略されている。1990年までに製造された車両についても後に飾り帯が撤去され、この姿になった。現在もこの姿で使用されている。

阪急電鉄 8301F
阪急電鉄 8301F
撮影場所 茨城市駅   撮影日 2018.06.17
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A03 前期形/標準色 [前面改造]

前期形の前面改造後の姿.。8300Fの梅田方先頭車(8300号車)と8301Fの京都方先頭車(8401号車)は後年に前面改造が施された。前面窓下の灯具まわりの膨らみが特徴である。

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B01 中期形/●標準色(初期)

1993年と1994年に製造された車両の落成時の姿。前面は「く」の字形であり、車番は前面窓下に設置されている。落成時は前面上部もマルーン色であったが、後にアイボリーに変更され、この姿は消滅した。、

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B02 中期形/標準色

1993年と1994年に製造された車両の塗装変更後の姿。マルーン色であった前面上部がアイボリーに変更された。現在もこの姿で使用されている。

阪急電鉄 8332F
阪急電鉄 8332F
撮影場所 茨城市駅   撮影日 2018.06.17
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C01 後期形/●標準色(初期)

1995年に製造された車両の落成時の姿。前面は中期形に準じているが、下方に拡大された前面窓が特徴である。車番は前面窓の下部に設置されている。落成時は前面上部もマルーン色であったが、後にアイボリーに変更され、この姿は消滅した。、

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C02 後期形/標準色

1995年に製造された車両の塗装変更後の姿。マルーン色であった前面上部がアイボリーに変更された。現在もこの姿で使用されている。

阪急電鉄 8315F
阪急電鉄 8315F
撮影場所 茨城市駅   撮影日 2018.06.17
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