阪急電鉄8300系
概要
8300系は阪急電鉄が1989年から製造した京都線向けの電車である。1995年にかけて8両編成5本と6両編成6本、2両編成4本が投入された。
外観の特徴
1992年までに製造された8300F~8302F・8310F~8312F・8330F・8331F(以下、前期形)は平面な前面形状であり、1994年までに製造された8303F・8313F・8314F・8332F・8333F(中期形)は「く」の字形の前面形状に変更され、1995年に製造された8304F・8315F(後期形)は前面窓が拡大された。
改造による変化として、前期形のうち初期に製造された車両は前面窓下に飾り帯が配されていたが、後に撤去された。前期形の8300号と8401号は前面窓下の灯具まわりを一段高く改造(前面改造)が施された。
2023年からリニューアル改造が施され、種別行先表示器がフルカラーLED式(FC-LED)に改造された。
塗装は全車両がマルーン色で屋根部がアイボリー色(●標準色Ⅰ)である。中期形と後期形の落成時は前面窓上もマルーン色(●標準色Ⅱ)であった。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●標準色Ⅰ [飾り帯] |
A02 | 現存 | 前期形/●標準色Ⅰ |
A03 | 消滅 | 前期形/●標準色Ⅰ [前面改造] |
A04 | 現存 | 前期形/●標準色Ⅰ [FC-LED] |
B01 | 消滅 | 中期形/●標準色Ⅱ |
B02 | 現存 | 中期形/●標準色Ⅰ |
C01 | 消滅 | 後期形/●標準色Ⅱ |
C02 | 現存 | 後期形/●標準色Ⅰ |
各バリエーション解説
A02 | 前期形/●標準色Ⅰ |
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1991年と1992年に製造された車両の落成時の姿。前面窓下の飾り帯は省略されている。1990年までに製造された車両についても後に飾り帯が撤去され、この姿になった。現在もこの姿で使用されている。
A03 | 前期形/●標準色Ⅰ [前面改造] |
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前期形の前面改造後の姿.。8300Fの梅田方先頭車(8300号)と8301Fの京都方先頭車(8401号)は後年に前面改造が施された。前面窓下の灯具まわりの膨らみが特徴である。2023年にリニューアル工事が施され、この姿は消滅した。
B01 | 中期形/●標準色Ⅱ |
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1993年と1994年に製造された車両の落成時の姿。前面は「く」の字形であり、車番は前面窓下に設置されている。落成時は前面上部もマルーン色であったが、後にアイボリーに変更され、この姿は消滅した。、
B02 | 中期形/●標準色Ⅰ |
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1993年と1994年に製造された車両の塗装変更後の姿。マルーン色であった前面上部がアイボリーに変更された。現在もこの姿で使用されている。
C01 | 後期形/●標準色Ⅱ |
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1995年に製造された車両の落成時の姿。前面は中期形に準じているが、下方に拡大された前面窓が特徴である。車番は前面窓の下部に設置されている。落成時は前面上部もマルーン色であったが、後にアイボリーに変更され、この姿は消滅した。、
C02 | 後期形/●標準色Ⅰ |
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1995年に製造された車両の塗装変更後の姿。マルーン色であった前面上部がアイボリーに変更された。現在もこの姿で使用されている。