阪急電鉄8000系
概要
8000系は阪急電鉄が1988年から製造した神戸線・宝塚線用の電車である。1997年にかけて8両編成10本と2両編成9本が投入された。
外観の特徴
製造時期による差異が存在する。1992年までに製造された8000F~8008F・8020F・8030F~8332F(以下、前期形)は平面的な前面形状である。1993年に製造された8033F~8035F(中期形)は「く」の字形の前面形状に変更され、1997年に製造された8040F~8042F(後期形)は前面窓が拡大されている。
改造による変化として、前期形のうち初期に製造された車両は前面窓下に飾り帯が配されていたが、後に撤去された。なお、その後に製造された車両は落成時から装備してない。また、前期形のうち一部車両は前面形状が変化しており、前面窓下の灯具まわりを一段高く改造した車両(前面改造A)や前面フチ部を削った車両(前面改造B)が存在する。なお、2008年と2009年に前面改造Bが施された車両は前面車番の位置も変更(車番移設)された。2020年から一部編成でリニューアル改造が施され、行先表示器がLED式(LED)に変更された。
塗装は全車両がマルーン色で屋根部がアイボリー色(●標準色)であるるが、中期形と後期形の落成時は前面窓上もマルーン色(●標準色(初期))であった。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●標準色 [飾り帯] |
A02 | 現存 | 前期形/●標準色 |
A11 | 消滅 | 前期形/●標準色 [前面改造A] |
A21 | 現存 | 前期形/●標準色 [前面改造B] |
A22 | 現存 | 前期形/●標準色 [前面改造B][車番移設] |
A23 | 現存 | 前期形/●標準色 [前面改造B][車番移設][LED] |
B01 | 消滅 | 中期形/●標準色(初期) |
B02 | 現存 | 中期形/●標準色 |
C01 | 消滅 | 後期形/●標準色(初期) |
C02 | 現存 | 後期形/●標準色 |
C03 | 現存 | 後期形/●標準色 [LED] |
各バリエーション解説
A02 | 前期形/●標準色 |
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1991年と1992年に製造された車両の落成時の姿。前面窓下の飾り帯は省略されている。1990年までに製造された車両についても後に飾り帯が撤去され、この姿になった。現在もこの姿で使用されている。
A11 | 前期形/●標準色 [前面改造A] |
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前期形の前面改造後の姿.。8001Fの梅田方先頭車(8001号車)と8002Fの新開地方先頭車(8102号車)は後年に前面窓下の灯具まわりを一段高く改造した。後にさらに前面形状が変更され、この姿は消滅した。
A22 | 前期形/●標準色 [前面改造B][車番移設] |
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前期形の前面改造後の姿。神戸線の車両を対象に前面フチ部を削る改造が施されている。2008年と2009年に前面改造Bが施された車両は前面車番の位置も変更されている。現在もこの姿で使用されている。
A23 | 前期形/●標準色 [前面改造B][車番移設][LED] |
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8000F・8008Fのリニューアル改造後の姿。2020年以降にリニューアル改造が施され、行先表示器がLED式に変更された。現在はこの姿で使用されている。
B01 | 中期形/●標準色(初期) |
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1993年に製造された車両の落成時の姿。前面は「く」の字形であり、車番は前面窓下に設置されている。落成時は前面上部もマルーン色であったが、後にアイボリーに変更され、この姿は消滅した。
C01 | 後期形/●標準色(初期) |
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1997年に製造された車両の落成時の姿。前面は中期形に準じているが、下方に拡大された前面窓が特徴である。車番は前面窓の下部に設置されている。落成時は前面上部もマルーン色であったが、後にアイボリーに変更され、この姿は消滅した。、
C02 | 後期形/●標準色 |
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1997年に製造された車両の塗装変更後の姿。マルーン色であった前面上部がアイボリーに変更された。現在もこの姿で使用されている。
C03 | 後期形/●標準色 [LED] |
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8042Fのリニューアル改造後の姿。2020年にリニューアル改造が施され、行先表示器がLED式に変更された。現在はこの姿で使用されている。