阪急電鉄5000系
概要
5000系は阪急電鉄が1968年から製造した電車である。1969年にかけて神戸線に47両が投入された。
外観の特徴
塗装は全車両がマルーン色(以下、●標準色Ⅰ)である。1973年から1974年にかけて冷房化改造が施され、屋根上に冷房装置が搭載された(冷房)。1984年から1990年にかけて種別行先表示器が設置され、標識灯が窓下に移設された(前面改造Ⅰ)。
2001年から2007年にかけてリニューアル改造が施され、側扉窓の拡大(側扉交換)、および前面貫通扉の拡大と角形の標識灯に変更(前面改造Ⅱ)、スカートが設置された。2001年にリニューアル改造が施された5010Fを除き、前面車番が貫通扉から前面窓下に移設され、標識灯の位置が低く変更されている(前面改造Ⅲ)。リニューアルにあわせて、塗装がマルーン色とアイボリーのツートン(●標準色Ⅱ)に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | ●標準色Ⅰ |
A02 | 消滅 | ●標準色Ⅰ [冷房] |
A03 | 消滅 | ●標準色Ⅰ [冷房][前面改造Ⅰ] |
A11 | 現存 | ●標準色Ⅱ [冷房][前面改造Ⅱ][側扉交換][スカート] |
A12 | 現存 | ●標準色Ⅱ [冷房][前面改造Ⅲ][側扉交換][スカート] |
各バリエーション解説
A03 | ●標準色Ⅰ [冷房][前面改造Ⅰ] |
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種別行先表示器設置後の姿。1984年から1990年にかけて種別行先表示器が設置され、標識灯が窓下に移設された。2007年までにリニューアルが施され、この姿は消滅した。
A11 | ●標準色Ⅱ [冷房][前面改造Ⅱ][側扉交換][スカート] |
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5010Fのリニューアル後の姿。2001年に5010Fにリニューアル改造が施され、側扉窓の拡大、および前面貫通扉の拡大と角形の標識灯に変更、スカートが設置された。現在もこの姿で使用されている。
A12 | ●標準色Ⅱ [冷房][前面改造Ⅲ][側扉交換][スカート] |
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リニューアル後の姿。2001年から2007年にかけてリニューアルが施された。2002年以降にリニューアルされた車両は、前面車番が貫通扉から前面窓下に移設され、標識灯の位置が低く変更されている。現在もこの姿で使用されている。