京阪電気鉄道5000系
概要
5000系は京阪電気鉄道が1970年から製造した電車である。1980年にかけて3+4両編成2本と7両編成5本が投入された。ラッシュ時の乗降時間を短縮するために全車両が5扉である。2021年までに全車両が廃車された。
外観の特徴
製造時期による差異として、1970年に製造された5001F(以下、前期形)と1971年以降に製造された5002F以降(後期形)では前面上部のひさし形状や尾灯の形状が異なってる。このほか1976年以降に製造された車両は前面表示器が設置され、後に全編成に追加設置された。また、1998年から2001年にかけて全編成に更新工事(更新)が施され、尾灯がLED式に変更された。
落成時の塗装は濃淡緑のツートン(●旧塗装)であったが、2008年から2011年にかけて全車両が深緑と白のツートンに黄緑帯(●新塗装)に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●旧塗装 |
A02 | 消滅 | 前期形/●旧塗装 [前面表示器] |
A11 | 消滅 | 前期形/●旧塗装 [前面表示器][更新] |
A12 | 消滅 | 前期形/●新塗装 [前面表示器][更新] |
B01 | 消滅 | 後期形/●旧塗装 |
B02 | 消滅 | 後期形/●旧塗装 [前面表示器] |
B11 | 消滅 | 後期形/●旧塗装 [前面表示器][更新] |
B12 | 消滅 | 後期形/●新塗装 [前面表示器][更新] |
各バリエーション解説
A11 | 前期形/●旧塗装 [前面表示器][更新] |
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5001Fの更新後の姿。1998年から2001年にかけて更新工事が施され、尾灯の形状が変更された。更新工事にあわせて編成構成が変更され、3+4両編成が7両固定編成に改められ、5551Fになった。2011年までに塗装変更され、この姿は消滅した。
A12 | 前期形/●新塗装 [前面表示器][更新] |
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5551Fの塗装変更後の姿。2008年から2011年にかけて塗装が変更された。2021年までに廃車され、この姿は消滅した。
B02 | 後期形/●旧塗装 [前面表示器] |
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5555F~5557Fの落成時の姿。落成時より前面表示器が設置されていた。後に5002F、5553F、5554Fにも前面表示器が設置され、この姿になった。2001年までに更新工事が施され、この姿は消滅した。
B11 | 後期形/●旧塗装 [前面表示器][更新] |
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5002F、5553F~5557Fの更新後の姿。1998年から2001年にかけて更新工事が施され、尾灯の形状が変更された。5002Fは更新工事にあわせて編成構成が変更され、3+4両編成が7両固定編成に改められ、5552Fになった。2011年までに塗装変更され、この姿は消滅した。
B12 | 後期形/●新塗装 [前面表示器][更新] |
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5552F~5557Fの塗装変更後の姿。2008年から2011年にかけて塗装が変更された。2021年までに廃車され、この姿は消滅した。