南海電気鉄道7100系

南海電気鉄道7100系

《最終更新》 2022.03.28

概要

7100系は南海電気鉄道が1969年から製造した南海線向けの電車である。1973年にかけて152両が投入された。


外観の特徴

落成時は製造時期による差異が存在し、1969年に製造された車両は非冷房であり、行先表示器を装備していなかった。1970年以降の車両は冷房装置を搭載(以下、冷房)、1972年以降の車両は行先表示器が設置(行先表示器)された。非冷房車は1979年から1982年にかけて冷房化、行先表示器を設置していなかった車両も追設され、差異は消滅した。また、改造による変化として、1990年代に更新工事が施され、スカートが設置(スカート)された。

当初の塗装は濃淡の緑(旧塗装)であったが、1990年頃に白に青とオレンジ帯(新塗装)に変更された。2016年には7187Fが「めでたいでんしゃ」として赤一色に塗装(赤色)され、ピンク色のラッピングが施されている。2017年には7167Fも「めでたいでんしゃ」として、青一色の塗装(青色)に水色のラッピングに変更されている。2019年には7197Fが「めでたいでんしゃ(なな)」として濃赤一色に塗装(濃赤色)され、赤色のラッピングが施されている。2021年に7195Fが「めでたいでんしゃ(かしら)」として黒色(●黒色)に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 旧塗装

1969年に製造された車両の落成時の姿。非冷房であり、行先表示器も設置されていなかった。後に冷房化と行先表示器の設置により、この姿は消滅した。

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A02 旧塗装 [冷房]

1970年と1971年に製造された車両の落成時の姿。冷房装置は搭載されていたが、行先表示器は設置されていなかった。後に行先表示器の設置により、この姿は消滅した。

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A11 旧塗装 [冷房][行先表示器]

1972年以降に製造された車両の落成時の姿と1971年以前に製造された車両の改造後の姿。全車両に冷房が搭載され、行先表示器も設置された。後にスカート設置と塗装変更により、この姿は消滅した。

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A12 新塗装 [冷房][行先表示器]

塗装変更後の姿。1990年頃に白に青とオレンジ帯の塗装に変更された。後にスカートが設置され、この姿は消滅した。

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B01 旧塗装 [冷房][行先表示器][スカート]

スカート設置後の姿。1990年代にスカートが設置された。後に塗装変更され、この姿は消滅した。

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B02 新塗装 [冷房][行先表示器][スカート]

スカート設置と塗装変更後の姿。現在はこの姿で使用される。

南海電気鉄道 7169F
南海電気鉄道 7169F
撮影場所 新今宮駅   撮影日 2021.03.13
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B11 赤色 [冷房][行先表示器][スカート]

2016年に「めでたいでんしゃ」として赤一色にピンク色のラッピングが施された7187Fの姿。現在もこの姿で使用されている。

南海電気鉄道 7187F
南海電気鉄道 7187F
撮影場所 紀ノ川駅   撮影日 2021.03.14
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B12 青色 [冷房][行先表示器][スカート]

2017年に「めでたいでんしゃ」として青一色に水色のラッピングが施された7167Fの姿。現在もこの姿で使用されている。

南海電気鉄道 7167F
南海電気鉄道 7167F
撮影場所 和歌山市駅   撮影日 2021.03.14
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B13 濃赤色 [冷房][行先表示器][スカート]

2019年に「めでたいでんしゃ(なな)」として濃赤一色に赤色のラッピングが施された7197Fの姿。現在もこの姿で使用されている。

南海電気鉄道 7197F
南海電気鉄道 7197F
撮影場所 和歌山市駅   撮影日 2021.03.14
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B14 ●黒色 [冷房][行先表示器][スカート]

2021年に「めでたいでんしゃ(かしら)」として黒色にラッピングが施された7195Fの姿。現在もこの姿で使用されている。

南海電気鉄道 7195F
南海電気鉄道 7195F
撮影場所 和歌山市駅   撮影日 2022.03.13
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