南海電気鉄道6200系/8000系(1代)/8200系
概要
6200系は南海電気鉄道が1974年から製造した高野線向けの電車である。1985年にかけて6両編成6本と4両編成4本が投入された。2001年には8000系の6両編成1本、2013年から2015年に8200系の6両編成3本を改造により編入した。8000系は1975年に試作車として6両編成1本が製造された電車であり、8200系は1982年から1985年にかけて6両編成3本が製造された高野線向けの電車である。
外観の特徴
6200系と8000系は共通の車体(以下、前期形)であり、外観の差異は存在しない。一方、8200系は前面形状が異なる車体(後期形)である。改造による変化としては、前面スカートの取付(スカート設置)が挙げられる。8000系と8200系は編入時の改造、6200系は4両編成を対象とした機器更新時の改造でスカートが設置された。塗装の変化としては、当初は全車両が無塗装(●無塗装)であったが、1992年頃より青とオレンジ帯(●新塗装)に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●無塗装 |
A02 | 現存 | 前期形/●標準色 |
A11 | 現存 | 前期形/●標準色 [スカート設置] |
B01 | 消滅 | 後期形/●無塗装 |
B02 | 消滅 | 後期形/●標準色 |
B11 | 現存 | 後期形/●標準色 [スカート設置] |
各バリエーション解説
A11 | 前期形/●標準色 [スカート設置] |
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スカート設置後の6200系の姿。2001年に8000系から編入された6521Fはスカートが設置された。6200系の4両編成を対象とした更新工事でもスカートが設置され、この姿で使用されている。
B02 | 後期形/●標準色 |
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8200系の塗装変更後の姿。1993年頃よりこの塗装に変更された。2013年から2015年にかけて、6200系編入改造時にスカートが設置され、この姿は消滅した。
B11 | 後期形/●標準色 [スカート設置] |
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8200系の6200系編入後の姿。2013年から2015年にかけて更新工事が施され、6200系50番台に区分された。前面にスカートが設置されている。現在はこの姿で使用されている。