大井川鐵道21000系

南海電気鉄道/大井川鐵道21000系/一畑電気鉄道3000系

《最終更新》 2023年11月7日

概要

21000系は南海電気鉄道が1958年から製造した電車である。1964年にかけて4両編成8本が投入された。1997年まで高野線で使用され、廃車後は大井川鐵道と一畑電気鉄道に譲渡された。

大井川鐵道21000系は1994年から南海電気鉄道21000系を譲受した電車である。1997年にかけて2両編成2本が導入された。

一畑電気鉄道3000系は1996年に南海電気鉄道21000系を譲受した電車である。2両編成4本が導入された。


外観の特徴

1962年までに製造された21001F~21005F(以下、前期形)は乗務員扉の高さが低く、1963年以降に製造された21007F~21015F(後期形)は乗務員扉が高く変更された。1972年から冷房化改造(冷房)および前照灯がシールドビーム2灯に改造された(前照灯改造)。落成時の塗装は淡緑に濃緑帯(旧塗装)であったが、1992年から一部編成が白に青とオレンジ帯(新塗装)に変更された。

大井川鐵道21000系は塗装変更や改造はなく、南海時代の姿のまま導入された。一畑電気鉄道3000系は、塗装が黄色に白とグレー帯で扉が青色(一畑色)に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/旧塗装

1962年までに製造された21001F~21005Fの落成時の姿。乗務員扉の高さが低い点が特徴である。1972年から冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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A02 前期形/旧塗装 [冷房][前照灯改造]

21001F~21005Fの冷房化改造後の姿。1972年から冷房化改造および前照灯がシールドビーム2灯に改造された。大井川鐵道21000系がこの姿で使用されている。

大井川鐵道 21001F
大井川鐵道 21001F
撮影場所 千頭駅   撮影日 2010年1月
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A11 前期形/一畑色 [冷房][前照灯改造]

一畑電気鉄道3005Fの姿。譲渡時に塗装が変更された。2015年に廃車され、この姿は消滅した。

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B01 後期形/旧塗装

1963年以降に製造された21007F~21015Fの落成時の姿。乗務員扉が上方向に拡大された。1972年から冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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B02 後期形/旧塗装 [冷房][前照灯改造]

21007F~21015Fの冷房化改造後の姿。1972年から冷房化改造および前照灯がシールドビーム2灯に改造された。1997年までに廃車または一畑電気鉄道に譲渡され、この姿は消滅した。

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B11 後期形/新塗装 [冷房][前照灯改造]

21007F、21011F、21015Fの塗装変更後の姿。1992年から一部編成が白に青とオレンジ帯に変更された。1997年までに廃車または一畑電気鉄道に譲渡され、この姿は消滅した。

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B21 後期形/一畑色 [冷房][前照灯改造]

一畑電気鉄道3006F~3008Fの姿。譲渡時に塗装が変更された。2015年に廃車され、この姿は消滅した。

一畑電車 3015F
一畑電車 3015F
撮影場所 松江しんじ湖温泉駅付近   撮影日 2015年8月
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