三重交通モ4400形

三重交通モ4400形/近畿日本鉄道200系

《最終更新》 2023年5月4日

概要

モ4400形は三重交通が1958年に三重線用として製造した特殊狭軌の電車である。3両編成1本が投入された。
1964年に北勢線に転用され、1965年に三重交通が近畿日本鉄道と合併したことで200系に改番された。2003年に北勢線が三岐鉄道に譲渡され、車両も三岐鉄道の所有になった。


外観の特徴

落成時の塗装は三重交通の緑とクリーム色のツートン(以下、三交色)であった。1965年には近鉄のマルーン色(旧塗装)になり、1990年にマルーン色にオレンジ帯(新塗装)に変更された。2004年には三岐鉄道の黄色にオレンジ帯(三岐色)に変更され、2013年に三重交通時代の塗装(三交色)になった。

改造による変化として、1971年に付随車に改造され、運転台や前照灯が撤去された(運転台撤去)。1977年には270系と固定編成を組み、運転台が復元され、前照灯と行先表示器の新設、標識灯が交換された(運転台再設置)。1992年には前面窓のHゴムを廃止し、センターピラーを黒塗装にすることで、連窓風に変更した(前面改造)。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 三交色

落成時の姿。1965年に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A02 三交色 [運転台再設置][前面改造]

2013年の塗装変更後の姿。2013年に落成時の塗装に変更された。後年の改造により、前面デザインなどが大きく異なっている。現在はこの姿で使用されている。

三岐鉄道 クハ202
三岐鉄道 クハ202
撮影場所 東員駅   撮影日 2018年11月
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A11 旧塗装

1965年の塗装変更後の姿。1965年に近畿日本鉄道の所有となり、マルーン色に変更された。1971年に運転台が撤去され、この姿は消滅した。

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A12 旧塗装 [運転台撤去]

運転台撤去後の姿。1971年に付随車に改造され、運転台や前照灯が撤去された。1977年に運転台が再設置され、この姿は消滅した。

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A13 旧塗装 [運転台再設置]

運転台再設置後の姿。1977年に270系と固定編成を組ために、運転台が復元された。前照灯と行先表示器の新設、標識灯が交換された。1990年に塗装変更され、この姿は消滅した。

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A21 新塗装 [運転台再設置]

1990年の塗装変更後の姿。1990年には塗装がマルーン色にオレンジ帯に変更された。1992年には前面窓が改造され、この姿は消滅した。

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A22 新塗装 [運転台再設置][前面改造]

前面窓改造後の姿。1992年に前面窓のHゴムを廃止し、センターピラーを黒塗装にすることで、連窓風に改造された。2004年に三岐鉄道の塗装に変更され、この姿は消滅した。

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A31 三岐色 [運転台再設置][前面改造]

2004年の塗装変更後の姿。2003年に三岐鉄道の所有になり、2004年には三岐鉄道に準じた塗装に変更された。2013年に落成時の塗装に変更され、この姿は消滅した。

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