近畿日本鉄道12000/12200/15200/15400系

近畿日本鉄道12000/12200/15200/15400系

《最終更新》 2019.05.11

概要

12000系は近畿日本鉄道が1967年に製造した標準軌仕様の特急型電車である。2両編成10本が投入された。2000年までに全車両が廃車された。

12200系は近畿日本鉄道が1969年から製造した標準軌仕様の特急型電車である。1976年にかけて168両が投入された。2000年より廃車が生じており、一部は団体専用車両「あおぞらⅡ」として15200系、ツアー専用車両「かぎろひ」として15400系に改造のうえ使用されている。


外観の特徴

製造時期による大きな差異はない。塗装は全車両がオレンジ色をベースに窓回りが青色(以下、●標準色)である。1983年から車体更新が施され、標識灯上部に設置されていた前面行先表示器が貫通扉に移設された。1991年には12200系の一部編成が黄色と水色(試験塗装)に変更されたが、他編成に普及することなく、従来の塗装に戻された。

15200系のうち2005年に改造された15201F~15203Fは、行先表示器が撤去(行先表示器撤去)され、塗装が白をベースに水色(あおぞらⅡ)に変更された。2013年に改造された15204Fは行先表示器が残置され、塗装はクリーム色をベースに赤色(あおぞら)に変更された。2014年の15205Fと15206Fも行先表示器が残置され、塗装は前者が採用された。15400系は2011年に2本が改造され、塗装が深緑に金帯(かぎろひ)に変更されている。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 ●標準色

12000系と12200系の落成時の姿。行先表示器は標識灯上部に設置されていた。1983年から更新工事が施され、この姿は消滅した。

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A11 ●標準色 [車体更新]

12000系と12200系の車体更新後の姿。1983年から更新工事が施され、行先表示器が貫通扉に移設された。12000系は全車が廃車されているが、12200系はこの姿で使用されている。

近畿日本鉄道 12234F
近畿日本鉄道 12234F
撮影場所 櫛田駅付近   撮影日 2021.11
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A21 試験塗装 [車体更新]

12200系の試験塗装車の姿。1991年に一部編成がこの塗装に変更された。全車に普及することなく、後に標準色に戻されて消滅した。

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B01 あおぞらⅡ [車体更新]

15205Fと15206Fの姿。2014年に「あおぞらⅡ」に改造され、この塗装に変更された。現在もこの姿で使用されている。

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B02 あおぞらⅡ [車体更新][行先表示器撤去]

15201F~15203Fの姿。2005年に「あおぞらⅡ」に改造され、行先表示器の撤去と塗装が施された。15201Fと15202Fは2014年に廃車され、現在は15203Fがこの姿で使用されている。

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B11 あおぞら [車体更新]

15204Fの姿。2013年に「あおぞらⅡ」に改造され、初代「あおぞら」の20100系に準じた塗装に変更された。現在もこの姿で使用されている。

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C01 かぎろひ [車体更新]

15400系の姿。2011年に近畿日本ツーリストのツアー専用列車「かぎろひ」の専用車両として改造され、塗装が変更された。現在もこの姿で使用されている。

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