帝都高速度交通営団9000系
概要
9000系は帝都高速度交通営団が1990年から南北線用として製造した電車である。2000年にかけて6両編成21本、2009年に6両編成2本、2021年に8両編成化の中間車2両が投入された。
外観の特徴
1990年から2000年にかけて製造された9101F~9121F(以下、前期形)は前面灯具が角形であり、2009年に製造された9122F、9123F(中期形)はつり目の前面灯具の採用および側面の平滑化、前面にスカートが設置された。2021年に増備された中間車両(後期形)は妻面の角が面取りされている。
9101F~9108Fは幕式行先表示器であり、9109F以降は3色LED式行先表示器(3C-LED)が採用された。9101F~9108Fは2000年までにLED式に改造された。2016年から前期形に更新工事が施され、フルカラーLED式行先表示器(FC-LED)の採用および前面スカート設置、塗装変更が施された。
落成時の塗装は濃淡の青緑色と白帯であり、試作車の9101Fは前面帯と側面帯が一体のデザイン(●南北色Ⅰ)、9102F以降の前期形は前面帯と側面帯が独立したデザイン(●南北色Ⅱ)、中期形は前面帯が曲線状で車端部にモザイク状のデザイン(●南北色Ⅲ)である。更新車と後期形は側面窓上の帯が太く、側面窓下の帯が波線状のデザイン(●南北色Ⅳ)である。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●南北色Ⅰ |
A02 | 消滅 | 前期形/●南北色Ⅰ [3C-LED] |
A11 | 消滅 | 前期形/●南北色Ⅱ |
A12 | 現存 | 前期形/●南北色Ⅱ [3C-LED] |
A21 | 現存 | 前期形/●南北色Ⅳ [FC-LED][スカート] |
B01 | 現存 | 中期形/●南北色Ⅲ [3C-LED][スカート] |
C01 | 現存 | 後期形/●南北色Ⅳ [FC-LED] |
各バリエーション解説
A02 | 前期形/●南北色Ⅰ [3C-LED] |
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9101Fの行先表示器LED化後の姿。2000年までに行先表示器が3色LED式に改造された。2023年に更新工事が施され、この姿は消滅した。
A12 | 前期形/●南北色Ⅱ [3C-LED] |
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9109F~9121Fの落成時の姿。3色LED式の行先表示器が採用された。2000年までに9102F~9108Fの行先表示器が3色LED式に改造され、同様の姿になった。現在も一部編成がこの姿で使用されている。
A21 | 前期形/●南北色Ⅳ [FC-LED][スカート] |
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前期形の更新工事後の姿。2016年から前期形に更新工事が施され、フルカラーLED式行先表示器の採用および前面スカート設置、塗装変更が施された。現在もこの姿で使用されている。
B01 | 中期形/●南北色Ⅲ [3C-LED][スカート] |
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中期形の落成時の姿。つり目の前面灯具の採用および側面の平滑化、前面にスカートが設置された。現在もこの姿で使用されている。