帝都高速度交通営団7000系

帝都高速度交通営団7000系

《最終更新》 2024年3月24日

概要

7000系は帝都高速度交通営団が1974年から有楽町線用として製造した電車である。1989年までに10両編成34本が製造された。2008年に開業した副都心線でも使用された。2022年までに運行を終了し、10両編成1本が新木場車両基地に保管されている。


外観の特徴

1974年から1980年にかけて製造された車両(以下、前期形)は側窓が2段窓であり、1982年から1990年に製造された車両(後期形)は側窓が下降窓である。前期形は全車両が非冷房車であり、後期形の一部は冷房準備車、1988年以降は冷房車として冷房装置(冷房)が搭載された。後に冷房化改造が施され、1994年までに全車両が冷房化された。

1990年から2001年にかけて前期形に更新工事が実施され、2段窓を下降窓に改造(側窓改造)し、側扉が後期形に準じたものに変更された。同時に行先表示器が3色LED式(3C-LED)に変更された。2001年までに後期形も3色LED式行先表示器に変更された。

2007年から副都心線対応の改造が実施され、帯色が黄色(有楽町色)から、茶・白・黄色(副都心色)に変更された。後期形は同時に更新工事が施され、側扉窓が大型化された(側扉更新)。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 前期形/有楽町色

前期形の落成時の姿。側窓が2段窓であり、非冷房車であった。1994年までに冷房化され、この姿は消滅した。

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A02 前期形/有楽町色 [冷房]

前期形の冷房化後の姿。前期形は1991年から1994年にかけて冷房化改造が実施された。2001年までに更新工事が実施され、この姿は消滅した。

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A03 前期形/有楽町色 [冷房][側窓改造][3C-LED]

前期形の更新後の姿。1990年から2001年にかけて更新工事が施され、側窓や側扉が交換された。行先表示器もLED式に変更されている。廃車または2010年までに副都心線対応改造が実施され、この姿は消滅した。

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A11 前期形/副都心色 [冷房][側窓改造][3C-LED]

前期形の副都心線対応改造後の姿。2007年から2010年にかけて副都心線対応改造が実施された。現在は7101Fが新木場車両基地に保管されている。

和光検車区 7120F
和光検車区 7120F
撮影場所 多摩川駅   撮影日 2017年10月
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B01 後期形/有楽町色

冷房準備車として製造された後期形の姿。1987年までに製造された後期形は、冷房装置を搭載する準備工事が施された状態で落成された。1988年から1994年に冷房化され、この姿は消滅した。

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B02 後期形/有楽町色 [冷房]

冷房装置を搭載した後期形の姿。1988年以降に製造された車両は新製時から冷房装置を搭載していた。一方、1987年までに冷房準備車として製造された車両も、1994年までに冷房化が実施された。2001年までに行先表示器がLED式に変更され、この姿は消滅した。

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B03 後期形/有楽町色 [冷房][3C-LED]

後期形の行先表示器LED化後の姿。2001年までにLED式行先表示器に変更された。廃車または2010年までに副都心線対応改造が実施され、この姿は消滅した。

和光検車区 7125F
和光検車区 7125F
撮影場所 所沢駅   撮影日 2008年6月
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B11 後期形/副都心色 [冷房][3C-LED]

後期形の副都心線対応改造後の姿。2007年から2010年にかけて副都心線対応改造が実施された。後期形の車両は同時に車体修繕により側扉が交換されているが、前期形を主体とする編成の中間車として組み込まれる車両は、側扉の交換は施されていない。現在は7101Fが新木場車両基地に保管されている。

和光検車区 7135F
和光検車区 7420号車(7120F)
撮影場所 多摩川駅   撮影日 2017年10月
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B12 後期形/副都心色 [冷房][3C-LED][側扉更新]

後期形の副都心線対応改造後の姿。2007年から2010年にかけて副都心線対応改造が実施された。後期形の車両は同時に更新工事を実施し、側扉が交換された。2022年までに廃車され、この姿は消滅した。

和光検車区 7135F
和光検車区 7135F
撮影場所 綱島駅   撮影日 2017年12月
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