帝都高速度交通営団02系
1.概要
02系は、帝都高速度交通営団が1988年から丸ノ内線用に製造した電車である。1996年までに6両編成53本と3両編成6本が製造された。
2.外観の特徴
本線用の6両編成と支線用の3両編成が存在し、製造時から塗装が異なっている。本線用の車両は赤と白の帯(●本線色)であり、支線用の車両は赤と白と紺の帯(●支線色)である。なお、2010年から本線用の車両の一部で改修工事が行われ、施工後は赤帯に白のサインウェーブを加えた塗装(●更新色)に変更された。初期に改修工事が施された02-102Fと02-105Fのみ、前面に装飾のない塗装(●初期更新色)であった。
行先表示器は製造時期により差異が存在し、1991年までに製造された車両は幕式、1992年以降はLED式であった。1991年までに製造された車両は前述の改修工事の対象であり、同時にLED式行先表示器に改造されている。なお、全編成が1996年に製造された支線用の車両は幕式行先表示器で製造された。このほか、支線用の車両は前面窓上の明り取り窓が省略されていることも特徴である。
3.バリエーション一覧
No.
|
現状
|
特徴 |
---|---|---|
A01 | 消滅 | ●本線色 |
A02 | 現存 | ●支線色 |
B01 | 現存 | ●本線色 [LED] |
B02 | 現存 | ●更新色 [LED] |
B03 | 消滅 | ●初期更新色 [LED] |
4.各バリエーション解説
A01 | ●本線色 |
---|
1991年までに製造された車両の登場時の姿。幕式行先表示器を装備していた。2010年から2014年にかけて改修工事が行われ、この姿は消滅した。
A02 | ●支線色 |
---|
1996年に製造された支線用の車両の姿。本線用の車両とは帯色が異なり、幕式行先表示器を装備している。また、前面窓上の明り取り窓が存在しないことも特徴である。
B02 | ●更新色 [LED] |
---|
改修工事が行われた車両の姿。2010年から2014年にかけて、初期に製造されたを対象に改修工事が行われた。幕式行先表示器を装備していた車両はLED式に改造され、帯色も変更されている。
B03 | ●初期更新色 [LED] |
---|
初期に改修工事が行われた02-102Fと02-105Fの姿。2010年上半期に改修工事が行われた編成は、前面帯が赤一色であった。後に白帯の装飾が追加され、この姿は消滅した。