帝都高速度交通営団01系/熊本電気鉄道01形
概要
01系は帝都高速度交通営団が1983年から銀座線用に製造した電車である。1997年までに6両編成38本が投入された。2017年まで使用され、廃車または一部が熊本電気鉄道に譲渡された。
熊本電気鉄道01形は2014年から東京地下鉄01系を譲受した電車である。2015年にかけて2両編成2本が投入された。
外観の特徴
落成時期による差異がある。1983年に製造された01-101F(以下、試作形)は試作車であり、側窓上部に設置された車外スピーカー用のルーバーが特徴である。1984年から1987年に製造された01-102F~01-123F(前期形)では車外スピーカー用のルーバーが屋根上に変更された。1990年から1997年に製造された01-124~01-138F(後期形)は落成時から冷房装置(冷房)が設置され、屋根上の通風口が廃止された。1992年に製造された01-132F以降はLED式行先表示器(LED)が採用された。塗装は全車両がオレンジ色の帯(●銀座色)である。
改造による変化として、1990年から1995年にかけて、試作形と前期形を対象に冷房化改造が施され、屋根上の通風口が閉塞された。
熊本電気鉄道01形は、後期形の01-135Fと01-136Fから改造され、架線集電化やドアステップ(ステップ)、サイドミラーが新設された。2016年には前面にスカートが設置された(スカート)。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 試作形/●銀座色 |
A02 | 現存 | 試作形/●銀座色 [冷房] |
B01 | 消滅 | 前期形/●銀座色 |
B02 | 消滅 | 前期形/●銀座色 [冷房] |
C01 | 現存 | 後期形/●銀座色 [冷房] |
C02 | 消滅 | 後期形/●銀座色 [冷房][LED] |
C11 | 消滅 | 後期形/●銀座色 [冷房][LED][ステップ] |
C12 | 現存 | 後期形/●銀座色 [冷房][LED][ステップ][スカート] |
各バリエーション解説
B02 | 前期形/●銀座色 [冷房] |
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01-102F~01-123Fの冷房化改造後の姿。1990年から1995年にかけて冷房化改造が施され、屋根上の通風口が閉塞された。2016年までに廃車され、この姿は消滅した。
C01 | 後期形/●銀座色 [冷房] |
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1990年から1991年に製造された01-124F~01-131Fの姿。落成時から冷房装置を搭載したため、屋根上の通気口が廃止された。2017年までに廃車され、01-630号車が東京大学柏キャンパスに保管されている。
C02 | 後期形/●銀座色 [冷房][LED] |
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1992年から1997年に製造された01-132F~01-138Fの姿。行先表示器がLED式であった。2016年までに廃車または譲渡され、この姿は消滅した。
C11 | 後期形/●銀座色 [冷房][LED][ステップ] |
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熊本電気鉄道01形の導入当初の姿。架線集電化によるパンタグラフの新設のほか、ドアステップやサイドミラーが設置された。2016年にスカートが設置され、この姿は消滅した。
C12 | 後期形/●銀座色 [冷房][LED][ステップ][スカート] |
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熊本電気鉄道01形のスカート設置後の姿。2016年にスカートが設置された。現在もこの姿で使用されている。