東京急行電鉄9000系

東京急行電鉄9000系

《最終更新》 2017.12.23

1.概要

9000系は、東京急行電鉄が1986年から製造した電車である。1991年にかけて、東横線に8両編成14本(9001F~9006F、9008F~9015F)と大井町線に5両編成1本(9007F)が投入された。2013年までに東横線から撤退し、順次、大井町線に転用された。現在は5両編成15本が大井町線の各駅停車に使用されている。


2.外観の特徴

製造時の塗装は全車両が赤帯(以下、標準色)であったが、2008年から大井町線の車両の前面帯を赤と黄色のグラデーション(大井町色)に変更している。

製造時期による差異は生じていない。一方、改造による変化として、2005年に9007Fを除いて全編成にスカートが設置された。なお、9007Fも2014年にスカートが設置されている。また、2009年から大井町線の車両で種別表示器はフルカラーLED式、行先表示器が白色LED式に変更されている。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 標準色

登場時の姿。東横線の車両は2005年にスカートが取り付けられたが、大井町線の9007Fはスカートが未設置であった。9007Fの塗装変更により、この姿は消滅した。

長津田検車区 9007F
長津田検車区 9007F
撮影場所 溝の口駅   撮影日 2008.01.13
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A02 標準色 [スカート]

スカート設置後の姿。東横線の車両は2005年にスカートが取り付けられた。2013年までに大井町線に転属し、塗装変更により、この姿は消滅した。

元住吉検車区 9014F
元住吉検車区 9014F
撮影場所 多摩川駅   撮影日 2011.03.11
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A11 大井町色

塗装変更後の9007Fの姿。大井町線の9007Fは2008年に塗装が変更された。2014年にスカートの設置と種別行先表示器のLED化により、この姿は消滅した。

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A12 大井町色 [スカート]

東横線から大井町線に転属した車両の姿。一部編成は大井町線で幕式行先表示器のまま使用されていた。後にLED式に変更され、この姿は消滅した。

長津田検車区 9002F
長津田検車区 9002F
撮影場所 溝の口駅   撮影日 2011.03.11
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A13 大井町色 [スカート][LED]

東横線から大井町線に転属した車両の姿。一部編成は大井町線で幕式行先表示器のまま使用されていた。後にLED式に変更され、この姿は消滅した。

長津田検車区 9015F
長津田検車区 9015F
撮影場所 溝の口駅   撮影日 2017.12.04
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