東京急行電鉄5000系(2代)/5050/5080系

東京急行電鉄5000系(2代)/5050/5080系

《最終更新》 2025年3月30日

概要

5000系は東京急行電鉄が2002年から製造した電車である。田園都市線用の5000系のほか、東横線用(8両編成)の5050系、東横線用(10両編成)の5050系4000番台、目黒線用の5080系が存在する。2023年にかけて671両が投入された。


外観の特徴

2002年に製造された5000系5101F(以下、初期形)は車体幅や側扉配置などの寸法が異なり、外観上は側面種別表示器の隅のRが大きい点や前面非常扉のワイパーが上部に設置されたため窓が小さい点が特徴である。2003年頃に前面非常扉のワイパーが移設され、窓が大型化された(前面窓改造)。

2002年から2003年に製造された5000系5102F~5106F(前期形)は側面種別表示器の隅のRが小さく変更され、2005年から2006年に製造された5000系5107F~5110F(中期形A)は側面種別表示器と行先表示器が一体化された。2007年以降に製造された5000系5111F~5122F(後期形A)は側扉の窓ガラスが複層式に変更された。2008年以降に製造された車両は強化スカートが採用された。

5080系は5000系と比較して先頭車の車体長が拡大され、前面FRP部は5000系と共通として、乗務員扉前側の側板が延長された。2003年から2006年に製造された5080系5181F~5184F(中期形B)は単層ガラスの側扉が特徴であり、2008年に製造された5080系5185F~5190F(後期形B)は側扉の窓ガラスが複層式に変更された。

5050系は5080系に準じた車体長かつ車体幅が拡大され、前面FRP部が大型化された。2004年から2006年に製造された5050系5151F~5165F(中期形C)は単層ガラスの側扉であり、2007年以降に製造された5050系5166F~5177Fと5050系4000番台4101F~4109F(後期形C)は側扉の窓ガラスが複層式である。2013年に製造された5050系4000番台4010Fは「Shibuya Hikarie号」として他路線の乗り入れを考慮して、5080系に準じた車体である。2016年と2019年に製造された5177F・5178Fはスノープロウ付きのスカート(耐雪スカート)が採用された。

2005年から田園都市線に6扉車が導入され、2005年と2006年に製造された車両(6扉車A)は単層ガラスの側扉、2007年以降に製造された車両(6扉車B)は複層ガラスの側扉である。

2013年に製造された5050系5176Fのサハ5576(試作形)は次世代ステンレス車両「sustina」を採用した車体であり、溶接の接合部が目立たず、雨樋を内蔵した構造の側板が特徴である。

塗装は赤帯と路線ごとのラインカラ―が施され、田園都市線が緑色(以下、田都色)、東横線がピンク色(東横色)、目黒線が紺色(目黒色)である。なお、2014年に製造された5050系4000番台の4110Fは「Shibuya Hikarie号」として、金色を基調とした特別塗装(Hikarie色)である。2023年に東横線に導入された「QSEAT」専用車両は車体側面が赤色(QSEAT)である。

2003年までに製造された車両は幕式種別表示器と3色LED式行先表示器であり、2004年以降はフルカラーLED式種別表示器(種別FC-LED)と白色LED式行先表示器(行先白色LED)である。2017年に幕式種別表示器がフルカラーLED化され、2020年から2023年にかけて3色LED式行先表示器が白色LED式行先表示器に改造された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 初期形/田都色

2002年に製造された5000系5101Fの落成時の姿。車体幅や側扉配置などの寸法が異なり、外観上は側面種別表示器の隅のRが大きい点が特徴である。落成時は前面貫通扉の上部にワイパーが設置され、前面窓が小さい点が特徴である。2003年頃に前面非常扉のワイパー移設と前面窓が拡大され、この姿は消滅した。

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A02 初期形/田都色 [前面窓改造]

5000系5101Fの前面窓改造後の姿。2003年頃に前面非常扉のワイパーが移設され、前面非常扉の窓が拡大された。2017年に種別表示器がフルカラーLED式に変更され、この姿は消滅した。

長津田検車区 5101F
長津田検車区 5101F
撮影場所 曳舟駅   撮影日 2011年8月
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A03 初期形/田都色 [前面窓改造][種別FC-LED]

5000系5101Fの種別表示器フルカラーLED化後の姿。2017年に種別表示器がフルカラーLED式に改造された。2021年に行先表示器が白色LED式に改造され、この姿は消滅した。

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A04 初期形/田都色 [前面窓改造][種別FC-LED][行先白色LED]

5000系5101Fの行先表示器白色LED化後の姿。2021年に行先表示器が白色LED式に改造された。現在もこの姿で使用されている。

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B01 前期形/田都色

5000系5102F~5106Fの落成時の姿。2017年に種別表示器がフルカラーLED式に変更され、この姿は消滅した。

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B02 前期形/田都色 [種別FC-LED]

5000系5102F~5106Fの種別表示器フルカラーLED化後の姿。2017年に種別表示器がフルカラーLED式に変更された。2023年までに行先表示器が白色LED式に改造され、この姿は消滅した。

長津田検車区 5103F
長津田検車区 5103F
撮影場所 宮崎台駅   撮影日 2017年12月
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B03 前期形/田都色 [種別FC-LED][行先白色LED]

5000系5102F~5106Fの行先表示器白色LED化後の姿。2022年から2023年にかけて行先表示器が白色LED式に改造された。現在もこの姿で使用されている。

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B11 前期形/東横色

東横線に転用された5000系の姿。6扉車の導入によって捻出された一部の中間車が東横線に転用された。2017年に種別表示器がフルカラーLED式に変更され、この姿は消滅した。

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B12 前期形/東横色 [種別FC-LED]

東横線に転用された5000系の種別表示器フルカラーLED化後の姿。2017年に種別表示器がフルカラーLED式に変更された。2023年までに行先表示器が白色LED式に改造され、この姿は消滅した。

元住吉検車区 サハ5518号車
元住吉検車区 サハ5518号車(5118F)
撮影場所 綱島駅   撮影日 2017年12月
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B13 前期形/東横色 [種別FC-LED][行先白色LED]

東横線に転用された5000系の行先表示器白色LED化後の姿。2022年から2023年にかけて行先表示器が白色LED式に改造された。現在もこの姿で使用されている。

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C01 中期形A/田都色 [種別FC-LED][行先白色LED]

2005年から2006年に製造された5000系5107F~5110Fの落成時の姿。フルカラーLED式種別表示器と白色LED式行先表示器が採用された。現在もこの姿で使用されている。

長津田検車区 5109F
長津田検車区 5109F
撮影場所 宮崎台駅   撮影日 2018年1月
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D01 中期形B/目黒色

2003年から2004年に製造された5080系5181F・5182Fの落成時の姿。前面種別表示器が幕式であった。2017年に種別表示器がフルカラーLED式に変更され、この姿は消滅した。

元住吉検車区 5182F
元住吉検車区 5182F
撮影場所 多摩川駅   撮影日 2014年8月
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D02 中期形B/目黒色 [種別FC-LED]

5080系5181F・5182Fの種別表示器フルカラーLED化後の姿。2017年に種別表示器がフルカラーLED式に変更された。2021年に白色LED式行先表示器に改造され、この姿は消滅した。

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D03 中期形B/目黒色 [種別FC-LED][行先白色LED]

2006年に製造された5080系5183F・5184Fの落成時の姿。フルカラーLED式種別表示器と白色LED式行先表示器が採用された。2021年には5181F・5182Fの行先表示器が白色LED式に改造され、同様の姿になった。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 5184F
元住吉検車区 5184F
撮影場所 武蔵小杉駅   撮影日 2017年12月
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E01 中期形C/東横色 [種別FC-LED][行先白色LED]

2004年から2006年に製造された5050系5151F~5165Fの落成時の姿。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 5159F
元住吉検車区 5159F
撮影場所 綱島駅   撮影日 2017年12月
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F01 後期形A/田都色 [種別FC-LED][行先白色LED]

2007年に製造された5000系5111F~5114Fの落成時の姿。側扉窓に複層ガラスが採用された。現在もこの姿で使用されている。

長津田検車区 5114F
長津田検車区 5114F
撮影場所 溝の口駅   撮影日 2018年1月
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F02 後期形A/田都色 [種別FC-LED][行先白色LED][強化スカート]

2008年に製造された5000系5115F~5117F、5120Fの落成時の姿。強化スカートが採用された。現在もこの姿で使用されている。

長津田検車区 5116F
長津田検車区 5116F
撮影場所 溝の口駅   撮影日 2018年1月
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F11 後期形A/東横色 [種別FC-LED][行先白色LED][強化スカート]

2008年に製造された5000系5118F・5119F・5121F・5122Fの落成時の姿。当初の投入計画から変更され、東横線に投入された。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 5118F
元住吉検車区 5118F
撮影場所 綱島駅   撮影日 2018年5月
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G01 後期形B/目黒色 [種別FC-LED][行先白色LED]

2008年に製造された5080系5185F~5187Fの落成時の姿。側扉窓に複層ガラスが採用された。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 5187F
元住吉検車区 5187F
撮影場所 多摩川駅   撮影日 2018年5月
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G02 後期形B/目黒色 [種別FC-LED][行先白色LED][強化スカート]

2008年に製造された5080系5188F~5190Fの落成時の姿。強化スカートが採用された。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 5188F
元住吉検車区 5188F
撮影場所 元住吉駅   撮影日 2017年12月
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G11 後期形B/Hikarie色 [種別FC-LED][行先白色LED][強化スカート]

2014年に製造された5050系4000番台4110Fの姿。「Shibuya Hikarie号」として、特別塗装が施されている。他路線の乗り入れを考慮して、車体幅が狭い5080系に準じた車体が採用された。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 4110F
元住吉検車区 4110F
撮影場所 多摩川駅   撮影日 2016年2月
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H01 後期形C/東横色 [種別FC-LED][行先白色LED][強化スカート]

2007年に製造された5050系5166F~5168Fの落成時の姿。側扉窓に複層ガラスが採用された。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 5168F
元住吉検車区 5168F
撮影場所 綱島駅   撮影日 2018年5月
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H02 後期形C/東横色 [種別FC-LED][行先白色LED][強化スカート][強化スカート]

2008年から2013年に製造された5050系5169F~5176F、5050系4000番台4101F~4109Fの落成時の姿。強化スカートが採用された。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 5171F
元住吉検車区 5171F
撮影場所 綱島駅   撮影日 2017年12月
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H03 5050系(後期形)/東横色 [耐雪スカート]

2016年と2019年に製造された5050系5177F・5178Fの落成時の姿。スノープロウ付きの耐雪スカートが採用された。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 5177F
元住吉検車区 5177F
撮影場所 綱島駅   撮影日 2018年5月
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H11 後期形C/QSEAT

2023年に東横線に導入された「QSEAT」専用車両の姿。現在もこの姿で使用されている。

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I01 6扉車A/田都色

2005年と2006年に製造された田園都市線用の6扉車の姿。側扉の窓ガラスが単層式である。2017年までに4扉車に置き換えられ、この姿は消滅した。

元住吉検車区 サハ5416F号車(5116F)
元住吉検車区 サハ5416F号車(5116F)
撮影場所 長津田駅   撮影日 2011年4月
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J01 6扉車(後期形)/田都色

2007年以降に製造された田園都市線用の6扉車の姿。側扉の窓ガラスが複層式である。2017年までに4扉車に置き換えられ、この姿は消滅した。

元住吉検車区 サハ5516F号車(5116F)
元住吉検車区 サハ5516F号車(5116F)
撮影場所 長津田駅   撮影日 2011年4月
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K01 試作形/東横色

5176Fの5号車に連結されるサハ5576の姿。2013年に次世代ステンレス車両「sustina」構造を採用して製造された試作車である。現在もこの姿で使用されている。

元住吉検車区 サハ5576号車
元住吉検車区 サハ5576
撮影場所 自由が丘駅   撮影日 2018年5月
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