京王帝都電鉄8000系

京王帝都電鉄8000系

《最終更新》 2022年8月25日

概要

8000系は京王帝都電鉄が1992年から製造した電車である。1999年にかけて6+4両編成14本と8両編成13本が投入された。2009年に事故廃車の代替車として1両が増備された。


外観の特徴

スカート
1992年に製造された8801F+8071F~8810F+8710Fはスカートが小型(以下、小型スカート)であり、1994年に製造された8811F+8711F以降はスカートが下方に拡大された(大型スカート)。2012年頃までに小型スカートが大型スカートに変更された。

種別行先表示器
1994年までに製造された6+4両編成は幕式表示器(方向幕)であり、1995年から1999年に製造された8両編成は3色LED式表示器(3C-LED)が採用された。2008年頃に全車両がフルカラーLED式(FC-LED)に変更された。

側扉窓
落成時の側扉窓は全車両が金属押さえ式であり、窓の形状は角形であった。2009年に代替車として製造されたサハ8564は、側扉窓の支持方法が圧着式に変更され、窓の角が丸みを帯びた形状に変更された。2014年から順次、リニューアルが施され、圧着式の側扉に交換された(側扉交換)。

塗装
塗装は前頭部がクリーム色でピンク色と青帯である。8801F+8701F~8812F+8172Fの落成時はスカートが灰色(標準色Ⅰ)であった。8813F+8713F以降はスカートがクリーム色(標準色Ⅱ)に変更され、後に従来車もクリーム色に統一された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 標準色Ⅰ [小型スカート][方向幕]

1992年に製造された8801F+8701F~8810F+8710Fの落成時の姿。スカートは小型で灰色である。後にスカートがクリーム色に変更され、この姿は消滅した。

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A02 標準色Ⅰ [大型スカート][方向幕]

1994年に製造された8811F+8711F、8812F+8712Fの落成時の姿。下方に拡大された大型なスカートが特徴である。後にスカートがクリーム色に変更され、この姿は消滅した。

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B01 標準色Ⅱ [小型スカート][方向幕]

1992年に製造された8801F+8701F~8810F+8710Fの塗装変更後の姿。スカートがクリーム色に変更された。2008年頃に行先表示器がフルカラーLED式に変更され、この姿は消滅した。

京王線 8706F
京王線 8706F
撮影場所 新宿駅   撮影日 2006年10月
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B02 標準色Ⅱ [小型スカート][FC-LED]

1992年に製造された8801F+8701F~8810F+8710FのフルカラーLED化後の姿。2008年頃にフルカラーLED式行先表示器に変更された。スカートは小型である。2013年頃までに大型スカートに変更され、この姿は消滅した。

京王線 8807F
京王線 8807F
撮影場所 笹塚駅   撮影日 2009年1月
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B11 標準色Ⅱ [大型スカート][方向幕]

1994年に製造された8813F+8713F、8814F+8714Fの落成時の姿。クリーム色の大型なスカートが特徴である。8811F+8711F、8812F+8712Fもスカートの塗装が変更され、この姿になった。2008年頃に行先表示器がフルカラーLED式に変更され、この姿は消滅した。

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B12 標準色Ⅱ [大型スカート][3C-LED]

1995年から1999年に製造された8721F~8733Fの落成時の姿。8両編成であり、3色LED式行先表示器が特徴である。2008年頃に行先表示器がフルカラーLED式に変更され、この姿は消滅した。

京王線 8725F
京王線 8725F
撮影場所 新宿駅   撮影日 2006年10月
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B13 標準色Ⅱ [大型スカート][FC-LED]

フルカラーLED式行先表示器および大型スカートを装備する車両の姿。2008年頃に8813F+8713F、8814F+8714F、8721F~8733FがフルカラーLED式行先表示器に変更され、この姿になった。2013年頃までに8801F+8701F~8810F+8710Fも大型スカートに変更され、この姿になった。現在もこの姿で使用されている。

京王線 8730F
京王線 8730F
撮影場所 笹塚駅   撮影日 2022年8月
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B14 標準色Ⅱ [大型スカート][FC-LED][側扉交換]

リニューアル後の姿。2014年からリニューアルが施され、側扉窓が圧着式に変更された。現在もこの姿で使用されている。

京王線 8711F
京王線 8711F
撮影場所 京王堀之内駅   撮影日 2022年5月
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