京王帝都電鉄7000系
概要
7000系は京王帝都電鉄が1984年から製造した電車である。1996年までに190両が製造された。
外観の特徴
1984年から1987年にかけて製造された車両(以下、前期形)は側板にコルゲートを設置したコルゲート車体である。1987年以降に製造された車両(後期形)はコルゲートを廃したビードプレス車体である。
前期形の落成時の塗装は、窓下に赤帯(●旧塗装Ⅰ)であった。後期形は前頭部がクリーム色で窓の上下に赤帯(●旧塗装Ⅱ)で落成された。のちに前頭部がクリーム色で窓下に赤帯(●旧塗装Ⅲ)に統一された。2002年には8000系に準じたピンク色と青帯(●新塗装)に変更された。
改造による変化として、1994年以降にスカートが設置された。2009年頃に10両編成を対象として、行先表示器がフルカラーLED式(FC-LED)に変更された。
バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形/●旧塗装Ⅰ |
A02 | 消滅 | 前期形/●旧塗装Ⅱ |
A03 | 消滅 | 前期形/●旧塗装Ⅲ |
A04 | 消滅 | 前期形/●旧塗装Ⅲ [スカート] |
A11 | 現存 | 前期形/●新塗装 [スカート] |
B01 | 消滅 | 後期形/●旧塗装Ⅱ |
B02 | 消滅 | 後期形/●旧塗装Ⅲ |
B03 | 消滅 | 後期形/●旧塗装Ⅲ [スカート] |
B11 | 現存 | 後期形/●新塗装 |
B12 | 現存 | 後期形/●新塗装 [スカート] |
B13 | 現存 | 後期形/●新塗装 [スカート][FC-LED] |
各バリエーション解説
A01 | 前期形/●旧塗装Ⅰ |
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1984年から1987年にかけて製造された前期形の落成時の姿。コルゲート車体である。無塗装の車体に赤帯を配した塗装であった。後に後期形に準じた塗装に変更され、この姿は消滅した。
A02 | 前期形/●旧塗装Ⅱ |
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前期形の塗装変更後の姿。1988年頃に後期形の車両と同じく、前面をクリーム色とした塗装に変更された。初期に変更された編成のみ、窓上にも赤帯が追加されていた。後に窓上の赤帯は消去され、この姿は消滅した。
A03 | 前期形/●旧塗装Ⅲ |
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前期形の塗装変更後の姿。1988年頃に後期形の車両と同じく、前面をクリーム色とした塗装に変更された。窓上の赤帯は追加されていない。後にスカートが設置され、この姿は消滅した。
B01 | 後期形/●旧塗装Ⅱ |
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1987年以降に製造された後期形のうち、初期に製造された車両の登場時の姿。ビードプレス車体である。ステンレス車体で前面はクリーム色、窓の上下に赤帯がまかれていた。後に窓上の赤帯が廃止され、この姿は消滅した。
B02 | 後期形/●旧塗装Ⅲ |
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後期形の登場時の姿。1988年以降に製造された車両は、窓下のみに赤帯がまかれてた。1987年に製造され、窓上に赤帯をまいていた車両もこの姿に変更された。後にスカートが設置と帯色の変更により、この姿は消滅した。
B12 | 後期形/●新塗装 [スカート] |
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後期形の帯色変更後の姿。2002年に8000系に準じた帯色に変更された。後期形の一部の車両は現在もこの姿で使用されている。
B13 | 後期形/●新塗装 [スカート][FC-LED] |
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後期形のフルカラーLED化後の姿。2009年頃に10両編成の車両を対象として、行先表示器がフルカラーLED式に変更された。現在もこの姿で使用されている。