弘南鉄道ED33形

武蔵野鉄道デキカ10形/西武鉄道11/E11形/弘南鉄道ED33形/越後交通ED26 2

《最終更新》 2023年7月8日

概要

デキカ10形は武蔵野鉄道が1923年に製造した電気機関車である。貨物列車の牽引用として、3両が投入された。製造所はアメリカのウェスティングハウス・エレクトリック社である。1945年に武蔵野鉄道が西武鉄道と合併し、11形(→E11形)に改称された。1973年までに廃車され、弘南鉄道と越後交通に譲渡された。

弘南鉄道ED33形は1961年に西武鉄道11形13号を譲受した電気機関車である。ED33 3として導入され、弘南線の貨物列車の牽引に充当された。現在は構内入換や除雪列車に使用される。

越後交通ED26 2は1969年に西武鉄道E11形E12号を譲受した電気機関車である。貨物列車の牽引に使用された。


外観の特徴

落成時の塗装は黒色(以下、●黒色)と推測される。1950年代頃に青色(青色)に変更され、1960年頃に赤色(赤色Ⅰ)に変更された。弘南鉄道ED33形は車体が赤色で裾部に白帯が追加された(赤色Ⅱ)。1980年頃に前面中央窓が引違い窓から固定窓に変更された(前面窓固定化)。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 ●黒色

落成時の姿。塗装は黒色と推測される。1950年代頃に青色に変更され、この姿は消滅した。

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A02 青色

1950年代頃の塗装変更後の姿。1950年代頃に青色に変更された。1960年頃に赤色に変更され、この姿は消滅した。

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A03 赤色Ⅰ

1960年頃の塗装変更後の姿。1960年頃に赤色に変更された。E11は廃車後に保存されたが、塗装変更および乗務員扉が交換され、この姿は消滅した。

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A04 赤色Ⅱ

弘南鉄道ED333の姿。車体が赤色で裾部に白帯が追加された。1980年頃に前面窓が改造され、この姿は消滅した。

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A05 赤色Ⅱ [前面窓固定化]

弘南鉄道ED333の前面窓改造後の姿。1980年頃に前面中央窓が引違い窓から固定窓に変更された。現在もこの姿で使用されている。

弘南鉄道 ED33 3
弘南鉄道 ED33 3
撮影場所 平賀駅   撮影日 2022年1月
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