伊豆箱根鉄道E31形

西武鉄道31形/駿豆鉄道ED31形/遠州鉄道ED21形(ED212)/越後交通ED310形

《最終更新》 2023年12月17日

概要

31形は西武鉄道が1948年から製造した電気機関車である。1955年にかけて4両が投入された。1953年までに2両が駿豆鉄道、1957年に1両が遠州鉄道に譲渡された。残る1両は1961年にE31形E31に改称され、1963年に越後交通に譲渡された。

駿豆鉄道ED31形は1952年から西武鉄道31形を譲受した電気機関車である。1953年にかけて2両が投入された。1972年まで貨物列車の牽引に使用され、現在は主に回送列車の牽引に使用される。

遠州鉄道ED21形ED212は1957年に西武鉄道31形を譲受した電気機関車である。貨物列車の牽引に使用され、1984年に廃車された。

越後交通ED310形は1963年に西武鉄道E31形を譲受した電気機関車である。1両が投入された。1995年の路線廃止により廃車された。


外観の特徴

落成時の塗装は茶色(以下、茶色)である。遠州鉄道ED21形は前照灯をボンネット上に移設(前照灯移設)および前面窓が増設(前面窓増設)され、車体色が青色(遠鉄色)に変更された。越後交通ED310形は前照灯がボンネット上に移設され、1980年代に車体色が明るい青色(越交色)に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 茶色

落成時の姿。駿豆鉄道に譲渡された車両が、伊豆箱根鉄道で現在も使用されている。

伊豆箱根鉄道 ED33
伊豆箱根鉄道 ED33
撮影場所 三島駅   撮影日 2018年1月
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A02 茶色 [前照灯移設]

越後交通ED310形の姿。前照灯がボンネット上に移設された。1980年代に塗装変更され、この姿は消滅した。

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A03 遠鉄色 [前照灯移設][前面窓増設]

遠州鉄道ED21形の姿。前照灯の移設および前面窓が増設された。1984年に廃車され、この姿は消滅した。

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A04 越交色 [前照灯移設]

越後交通ED310形の塗装変更後の姿。1980年代に車体塗装が明るい青色に変更された。1995年に廃車され、長岡技術科学大学に保存された。2003年に解体され、この姿は消滅した。

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