東武鉄道9000系

東武鉄道9000系

《最終更新》 2021年6月13日

概要

9000系は東武鉄道が1981年から製造した電車である。1991年にかけて東上線に10両編成8本が投入された。1994年には改良車である9050系が製造され、10両編成2本が投入された。


外観の特徴

1981年に製造された9101F(以下、試作形)は試作車であり、雨樋の形状や車端部に設置された側面行先表示器が特徴である。1987年に製造された9102F~9107F(前期形)は量産車であり、側面の行先表示器が車体中央に変更された。1991年と1994年に製造された9108F・9151F・9152F(後期形)は増備車であり、側面のコルゲート板がビードプレス加工に変更された。なお、9151F・9152Fは3色LED式行先表示器(3C-LED)が採用された。塗装はマルーン色の帯(標準色)である。

改造による変化として、2006年から2008年にかけて副都心線対応改造として、行先表示器のフルカラーLED化(FC-LED)とスカートが設置された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 試作形/標準色

9101Fの落成時の姿。現在もこの姿で使用されている。

森林公園検修区 9101F
森林公園検修区 9101F
撮影場所 下板橋駅付近   撮影日 2014年2月
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B01 前期形/標準色

9102F~9107Fの落成時の姿。2008年までに副都心線対応改造が施され、この姿は消滅した。

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B02 前期形/標準色 [FC-LED][スカート]

9102F~9107Fの副都心線対応改造後の姿。2006年から2008年にかけて副都心線対応改造が施され、行先表示器のフルカラーLED化とスカートが設置された。現在もこの姿で使用されている。

森林公園検修区 9103F
森林公園検修区 9103F
撮影場所 多摩川駅   撮影日 2014年8月
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C01 後期形/標準色

9108Fの落成時の姿。2007年に副都心線対応改造が施され、この姿は消滅した。

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C02 後期形/標準色 [3C-LED]

9151Fと9152Fの落成時の姿。3色LED式の行先表示器が特徴である。2008年までに副都心線対応改造が施され、この姿は消滅した。

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C03 後期形/標準色 [FC-LED][スカート]

9108F・9151F・9152Fの副都心線対応改造後の姿。2007年と2008年に副都心線対応改造が施され、行先表示器のフルカラーLED化とスカートが設置された。現在もこの姿で使用されている。

森林公園検修区 9152F
森林公園検修区 9152F
撮影場所 上板橋駅   撮影日 2021年5月
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