東武鉄道8000/800/850系

東武鉄道8000系

《最終更新》 2025年2月21日

概要

8000系は東武鉄道が1963年から製造した通勤形電車である。1983年までに712両が投入された。2005年には一部編成が3両編成に改造され、800型・850型に改番された。


外観の特徴

当初は非冷房車であり、屋根上に大型通風器が設置されていた。1972年以降に製造された車両は冷房装置(以下、冷房)が搭載され、1984年にかけて非冷房車に冷房化改造が施された。

1986年から前面屋根上の標識灯が撤去(標識灯撤去)され、1987年以降は車体修繕工事にあわせて前面デザインが変更された(前面改造A)。1997年に車体修繕が施された8158F、8553F、8556F、8557FはHID式前照灯を採用し、角形のライトケースに改造された(前面改造B)。同時に行先表示器が3色LED式(3C-LED)に改造された。のちにライトケースがやや丸みを帯びた形状に変更(前面改造C)され、以降の車体修繕車も同様になった。

1998年には未修繕車の前面行先表示器が3色LED式に改造され、種別行先表示器の窓部分が拡大された。

落成時の塗装はベージュとオレンジ色のツートン(標準色Ⅰ)であり、1974年頃にクリーム色(標準色Ⅱ)に変更された。1985年以降は白をベースに青と水色(標準色Ⅲ)が採用された。

特別塗装として、2015年に8198Fが1950年代の行楽列車「フライング東上」号の復刻として青に黄帯(東上色)、2016年に8577Fが1960年頃の試験塗装の復刻として、オレンジ色に黄帯(試験色Ⅰ)、2017年に8568Fが緑に白帯(試験色Ⅱ)、8575Fが黄色にオレンジ帯(試験色Ⅲ)、に変更された。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 標準色Ⅰ

1963年から1971年までに製造された車両の落成時の姿。1980年代に冷房化改造と塗装変更が施され、この姿は消滅した。

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A02 標準色Ⅰ [冷房]

1972年から1973年に製造された車両の落成時および、1963年から1971年までに製造された車両の冷房化改造後の姿。屋根上に冷房装置が搭載された。1980年代に塗装変更が施され、この姿は消滅した。2004年には8108F、2012年と2023年には8111Fが旧塗装に復元され、現在も8111Fがこの姿で使用されている。

南栗橋車両管区七光台支所 8111F
南栗橋車両管区七光台支所 8111F
撮影場所 新船橋駅   撮影日 2025年1月
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A03 標準色Ⅰ [冷房][標識灯撤去][前面改造C][3C-LED]

リバイバル塗装が施された81107Fの姿。2014年11月にツートンカラーの旧塗装が復元された。現在もこの姿で使用されている。

森林公園検修区 81107F
森林公園検修区 81107F
撮影場所 小川町駅   撮影日 2023年5月
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A11 標準色Ⅱ

非冷房車の1974年頃の塗装変更後の姿。1984年までに冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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A12 標準色Ⅱ [冷房]

冷房車の1974年頃の塗装変更後の姿。1984年までに冷房化改造が施され、屋根上に冷房装置が搭載された。1980年代後半までに塗装変更が施され、この姿は消滅した。

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A13 標準色Ⅱ [冷房][標識灯撤去]

標識灯撤去後の姿。1986年から標識灯が撤去された。1980年代後半までに塗装変更が施され、この姿は消滅した。

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A14 標準色Ⅱ [冷房][標識灯撤去][前面改造C][3C-LED]

リバイバル塗装が施された81111Fの姿。2014年3月にセイジクリーム色の旧塗装が復元された。現在もこの姿で使用されている。

森林公園検修区 81111F
森林公園検修区 81111F
撮影場所 坂戸駅   撮影日 2018年2月
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A21 標準色Ⅲ [冷房]

冷房車の1985年頃の塗装変更後の姿。1985年以降は白をベースに青と水色が採用された。1986年から標識灯が撤去され、この姿は消滅した。

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A22 標準色Ⅲ [冷房][標識灯撤去]

標識灯撤去後の姿。1986年から標識灯が撤去された。1986年以降は車体修繕工事が施され、この姿の車両は減少した。1986年に車体修繕が施された編成のみ、落成時の前面デザインを維持していた。2012年に8111Fが塗装変更され、この姿は消滅した。

森林公園検修区 8111F
森林公園検修区 8111F
撮影場所 池袋駅   撮影日 2011年6月
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A23 標準色Ⅲ [冷房][標識灯撤去][3C-LED]

未修繕車の行先表示器LED化後の姿。1998年に未修繕車の前面行先表示器が3色LED式に改造された。車体修繕工事または廃車によって、この姿は消滅した。

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A24 標準色Ⅲ [冷房][標識灯撤去][前面改造A]

1987年から1996年までに車体修繕工事が施された車両の姿。車体修繕工事によって前面デザインが変更された。現在も一部編成がこの姿で使用されている。

南栗橋車両管区七光台支所 8163F
南栗橋車両管区七光台支所 8163F
撮影場所 新船橋駅   撮影日 2025年1月
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A25 標準色Ⅲ [冷房][標識灯撤去][前面改造B][3C-LED]

1997年に車体修繕工事が施された8158F、8553F、8556F、8557Fの姿。HID式前照灯を採用し、角形のライトケースに改造された。行先表示器は3色LED式である。のちにライトケースがやや丸みを帯びた形状に変更され、この姿は消滅した。

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A26 標準色Ⅲ [冷房][標識灯撤去][前面改造C][3C-LED]

1997年以降に車体修繕工事が施された車両の姿。HID式前照灯を採用し、やや丸みを帯びた形状のライトケースに改造されている。現在もこの姿で使用されている。

南栗橋車両管区七光台支所 81117F
南栗橋車両管区七光台支所 81117F
撮影場所 新船橋駅   撮影日 2021年10月
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A31 東上色 [冷房][標識灯撤去][前面改造C][3C-LED]

リバイバル塗装が施された8198Fの姿。2015年11月に東上線で運行されていた行楽列車「フライング東上」号の1950年代の塗装が復元された。2019年に塗装変更され、この姿は消滅した。

森林公園検修区 8198F
森林公園検修区 8198F
撮影場所 坂戸駅   撮影日 2018月2月
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A41 試験色Ⅰ [冷房][標識灯撤去][前面改造C][3C-LED]

リバイバル塗装が施された8577Fの姿。2016年3月に1960年頃のオレンジ色をベースとした試験塗装が復元された。現在もこの姿で使用されている。

南栗橋車両管区春日部支所 8577F
南栗橋車両管区春日部支所 8577F
撮影場所 亀戸駅付近   撮影日 2017年6月
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A42 試験色Ⅱ [冷房][標識灯撤去][前面改造C][3C-LED]

リバイバル塗装が施された8568Fの姿。2017年2月に1960年頃の緑色をベースとした試験塗装が復元された。2024年に廃車され、この姿は消滅した。

南栗橋車両管区春日部支所 8568F
南栗橋車両管区春日部支所 8568F
撮影場所 亀戸駅付近   撮影日 2017年6月
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A43 試験色Ⅲ [冷房][標識灯撤去][前面改造C][3C-LED]

リバイバル塗装が施された8575Fの姿。2017年7月に1960年頃の黄色をベースとした試験塗装が復元された。現在もこの姿で使用されている。

南栗橋車両管区春日部支所 8575F
南栗橋車両管区春日部支所 8575F
撮影場所 亀戸駅付近   撮影日 2025年2月
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