東武鉄道6050系

東武鉄道/野岩鉄道/会津鉄道6050系/東武鉄道634型

《最終更新》 2021年6月12日

概要

6050系は東武鉄道が1985年から製造した快速列車用の電車である。6000系の走行機器を流用し、2両編成22本が製造された。完全新造車の2両編成11本も増備された。このうち、野岩鉄道が所有する2両編成3本が100番台、会津鉄道が所有する2両編成1本が200番台に区分されている。

浅草発着の快速、区間快速を中心に充当され、日光線、鬼怒川線、宇都宮線、野岩鉄道会津鬼怒川線、会津鉄道会津線(会津高原尾瀬口~会津田島)の普通列車にも使用された。2017年に快速、区間快速が廃止され、以降は南栗橋以北の急行、普通列車を中心に使用された。2022年には東武鉄道と会津鉄道の所有車両が定期運行を終了した。現在は野岩鉄道の所有車両が鬼怒川線と野岩鉄道会津鬼怒川線で使用されている。

2012年に東武鉄道の6050系の2両編成2本が、展望車の634型に改造された。愛称は「スカイツリートレイン」である。特急「スカイツリートレイン」に充当されたが、2017年に定期運行を終了した。現在は臨時列車や団体列車に使用されている。


外観の特徴

塗装は白ベースに赤とオレンジ帯(以下、標準色)である。2019年と2020年に2両編成2本が6000系に準じたツートン(復刻色)に変更された。

2012年に「スカイツリートレイン」に改造された634型は、内外装が展望仕様に改造され(展望改造)、行先表示器がフルカラーLED(FC-LED)に変更された。塗装は634-11Fが白をベースに寒色の水玉模様(水玉青)、634-21Fが白をベースに暖色の水玉模様(水玉赤)である。


バリエーション一覧

No.
現状
特徴

各バリエーション解説

A01 標準色

落成時の姿。現在もこの姿で使用されている。

南栗橋車両管区新栃木出張所 6156F
南栗橋車両管区新栃木出張所 6156F
撮影場所 下今市駅   撮影日 2019年8月
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A02 復刻色

6162Fと6179Fの塗装変更後の姿。日光線全線開通90周年を記念して、6000系に準じた塗装に変更された。2022年に定期運行を終了したが、この姿で留置されている。

南栗橋車両管区新栃木出張所 6179F
南栗橋車両管区新栃木出張所 6179F
撮影場所 板倉東洋大前駅   撮影日 2021年6月
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B01 水玉青 [展望改造][FC-LED]

2012年に改造された「スカイツリートレイン」の姿。634-11Fは寒色の水玉塗装である。

南栗橋車両管区新栃木出張所 634-11F
南栗橋車両管区新栃木出張所 634-11F
撮影場所 東岩槻駅   撮影日 2014年5月
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B02 水玉赤 [展望改造][FC-LED]

2012年に改造された「スカイツリートレイン」の姿。634-21Fは暖色の水玉塗装である。

南栗橋車両管区新栃木出張所 634-21F
南栗橋車両管区新栃木出張所 634-21F
撮影場所 大宮駅   撮影日 2014年5月
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